エルフ60周年
2020年08月27日

エルフ60周年トミカ01

日本を代表する自動車メーカであるいすゞ自動車、トミカでも発売2年後の1972年にはエルフがラインナップされるなど、現在に至るまで様々な車種が発売されています。
しかし、いすゞ自動車特注となると、意外にも今回ご紹介するエルフが初めてとなります。

いすゞスクエアジャパンとのタイアップ企画は有りましたが、正式な特注としては初でしょう。

エルフ60周年トミカ02

2019年11月1日発売 
●いすゞ エルフ 60周年記

エルフの実車は1959年8月に初代が登場、2019年で60周年を迎えました。これを記念したトミカが2019年11月1日から神奈川県藤沢市にあるいすゞプラザと、その隣にあるPLAZA Annexで限定販売されました。定価は600円(税込)ととてもリーズナブルな設定でした。
発売前の告知ではいすゞプラザが500個、PLAZA Annexが360個とされていましたが、発売日の朝の時点ではこの記述が消えていました。
結局ここで何台売られたのかは判りませんが、4日の10:50頃には完売したんだとか。


エルフ60周年トミカ03

トミカは既存のエルフとはフロントグリルが異なっている事から、既存の金型をベースに新規に起こされた金型が使われていました。
実車のフロントグリルが2014年11月のマイナーチェンジで変更されたのに伴っての変更でしょう。メーカー特注品なだけに、ここは拘ったポイントなんでしょうね。
さらに、ダッシュボードも変更になっており、衝突被害軽減ブレーキ等に使われるステレオカメラが再現されていました。
2018年10月のマイナーチェンジで、全車(一部車型を除く)にステレオカメラを標準装備したため、トミカにもこれが再現されたのでしょう。ここもメーカーとしては売りの部分なので拘ったんでしょう。

荷台は49-8 ヤマザキ パントラックや59-4 いすゞ エルフ 佐川急便と同じもので、白/青ツートンの側面前側にエルフ60周年のロゴがあしらわれていました。


エルフ60周年トミカ04
エルフ60周年トミカ05

箱は専用の大箱で、「ISUZU ELF HISTORY」というミニリーフレットが同梱されていました。
尚、このエルフには小箱バージョンも確認されていますが、こちらは詳細は不明です。
再生産品なのか、はたまた試作品なのか?


品 番 品 名備 考
SP-197-1 いすゞ エルフいすゞ自動車特注

情報によると6000台は作られいるらしいので、残りの行方が気になる所ですね。箱の裏面を見ると「非売品」の表示はないもの「販売者」の表示もありません。
顧客や取引先向けのノベルティとしての使用が主な用途で、販売は一部だったのかも知れませんね。
そうなると、今後市場に出て来る数が限られる事になりますが、果してどうなることやら…
せっかく新しいグリルのエルフを作ったのに、金型の活用がないのは残念だと思っていましたが、2020年10月発売の「NO.109 DHLトラック」でようやくこの金型が使われる事になったようです(^-^)


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