2009年1月出荷分から始まったトミカのベトナム生産。3年間で全ての生産ををベトナムに切り替えるとの計画が発表され、2010年10月時点でレギュラー120台の約70パーセントがベトナム製となり、計画通り順調に移行が進んでいるかに見えました。
ところが、昨年11月出荷分からベトナム生産に切り替わった車種の一部が、中国生産に戻ると言う不思議な現象が起こっています。2011年月2月10日現在で下表の11種が確認されています。
一見、単にベトナム製から中国製に変わっただけのように見えますが、良く見るとボディを含む殆ど全てのパーツが全く別の新しいものになっているのです。ベトナムの金型はそのままに、中国で新たに金型が起こされたと考えて良いでしょう。
ここでは個々の細かな違いについては触れませんが、白バイのホイールのように一目で違いが判るものも有ります。しかしその多くはじっくりく比べないと判らないような違いです。そっくりに見えますが、良く見ると確実に違っている事が判るでしょう。
しかし、何故わざわざ中国で新しい型を起こさなければなかったのでしょう?
一説では、ベトナムでの歩留まり率の低さが原因とも言われています。確かにこの11種の内の幾つかは品切れが多かったようで、生産が間に合っていなかったようにも感じます。メーカーの公式な発表は無いので、真相は謎に包まれたままですが…
今後、また出戻りが増えるのか、それとも出戻り車種がまたベトナムに戻るのか?
当分は目が離せない状況が続きそうです。
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