ホンダNSXは本田技研工業が1990年9月に発売したミッドシップ2シーターのスポーツカーです。 日本が世界に誇る和製スーパーカーと言っても過言ではないでしょう。 そんなNSXですからトミカが放っておくわけもなく、1991年8月に78-6 ホンダNSXでレギュラーモデルとしてラインナップに加わりました。 いっぽう実車は1995年3月にオープントップ(タルガトップ)のNSX-Tを加えました。 そんな中、1997年9月に何と既存のトミカのルーフを切り取ってタルガトップを再現したモデルが登場しました。
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●ホンダ NSX-T ミニカー 78-6 ホンダ NSX(日本製)のルーフを切り取って、ルーフ部が完全に開いたウインドウパーツをセットしたもので、既存のトミカの一部改造型のスペシャルモデとしてSP-7と分類されています。 ボ
ディカラーはブルーとイエローの2種類で、ブルーは実車のモンテカルロブルー・パールの再現と思われます。いっぽうイエローはソリッドカラーとなってお
り、実車のインディイエロー・パールとは異なっていました。メーカー系の特注品なのに、実車のカラーとは異なるのは少し残念でした。
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箱はHDC特注トミカの共通デザインの茶色箱で、黒と赤の2色刷りとなっていました。蓋の部分には品番・車名・ボディカラー・スケールが書かれていました。 当
時の定価や製造数は判りませんが、1996年のホンダS800オープン(HDC特注)が850円だったので、恐らく1000〜1200円程度だったと思わ
れます。製造数は現在の流通数も少ないので、比較的少量だったと考えられます。恐らく現在の特注品の最低ロットと言われる6000台はなかったのではない
でしょうか。
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品 番 | 車 名 | カラー | メーカー型番 | SP-7-1 | NSX-T | ブルー | EM05 BL | SP-7-2 | イエロー | EM05 YL |
ホンダダイレクトマーケティング(HDC)は1988(昭和63)年に設立されたホンダオリジナル商品の販売を手掛ける会社でしたが、2006年8月1日にホンダコムテック(HC/1989年設立)と合併して社名が変わり現在に至ります。 一部の例外を除いてホンダオリジナルのトミカは同社が手掛けていますが、NSX-T以降はオリジナルの金型を使ったトミカのリリースがないのは残念ですね。
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