トヨタ博物館はトヨタ自動車が創立50周年記念事業のひとつとして、愛知県長久手市に1989(平成元年)年4月に設けた自動車博物館です。 同館の公式Webサイトには「世界のクルマの進化と文化をたどる博物館で、19世紀から現在までの日米欧の代表的な車両約140台、クルマにまつわる文化資料約4000点をご紹介。」と説明されています。 そんなトヨタ博物館では開館まもない1989年9月頃からトミカを多数特注しております。 そんなトヨタ博物館で最初に特注されたのはトヨタ2000GTでした。 という事で今回はトヨタ2000GTにスポット当ててみたいと思います。 ※トミカダンディシリーズを除く
|
1989年9月頃に第1弾となる4台が発売されました。 ●イエロー(艶消しダークグリーンボンネット) ●ダークグリーン ●メタリックブルー ●レッド シートは全てブラック、ホイールは全て1HGoでした。 イエローのモデルのみ左右サイドにダークグリーンで「TOYOTA2000GT」のタンポ印刷が有ります。 全て日本製で当時の定価は500円
|
第2弾となる3台は発売年月は不明。 ●アイボリー ●金メッキ ●レッド アイボリーは赤シートは、金メッキとレッドは黒シートでした。 ホイールはアイボリーと金メッキが1H、レッドは2GGoでした。 全て日本製で当時の定価は500円(税別)
|
1995年1月頃には第3弾となる4台が発売されました。 ●ライトイエロー ●ダークグリーン ●ホワイト ●メタリックダークグレー シートは全て黒シート、ホイールは全て1Hでした。 全てのモデルの左右サイドに「TOYOTA2000GT」のタンポ印刷が有りますが、文字色がライトイエローとホワイトは黒、ダークグリーンとメタリックダークグレーは白となっていました。 全て日本製で当時の定価は500円(税別)
|
1996年10月頃には第4弾となる3台が発売されました。 ●メタリックシルバー ●ホワイト ●ライトイエロー シートは全て黒シート、ホイールは全て1Jでした。徹底大カタログ等の資料ではホイールが1Kとなっていますが、これは間違っています。 全て日本製で当時の定価は500円(税別)
|
1999年6月頃には第5弾となる2台が発売されました。 ●レッド ●ライトイエロー シートは全て黒シート、ホイールは全て1Kでした。 全て中国製で当時の定価は700円(税別)
|
箱は全て共通で、黒とシルバーの2色刷りでした。 ミニカーショップイケダが仲介しての特注品で、箱のデザインもイケダが担当したと聞いています。 トヨタ博物館のミュージアムショップの他、全国の主要なミニカーショップでも販売されました。
|
品番 | 車名 | ボディカラー | シート | ホイール | 5-1-38 | トヨタ2000GT | ★DG/Y | B | 1HGo | 5-1-39 | D.G | 5-1-40 | M.BL | 5-1-41 | R | 5-1-43 | I | R | 1H | 5-1-44 | SM.GO | B | 5-1-45 | R | 2GGo | 5-1-50 | L.Y | 1H | 5-1-51 | D.G | 5-1-52 | W | 5-1-53 | M.D.GR | 5-1-56 | M.S | 1J | 5-1-57 | W | 5-1-58 | L.Y | 5-1-79 | R | 1K | 5-1-80 | L.Y |
最初のトヨタ2000GTの箱のデザインが、その後の全てのトヨタ博物館特注品で使われる事になり、ダンディを含めると90台近い巨大なシリーズを形成する事となります。 1989
年当時は特注品は通常品と同じ360円と言うのが普通だったようで、トヨタ博物館が500円で販売すると聞いて、仲介のイケダがびっくりしたというお話う
聞いた事が有りますが、今の常識では500円なんて有り得ないくらいの安さですね。いつの間に特注品の価格は高くなっちゃったんですかね(笑)
|
トップに戻る
|