でん六豆
2024年04月25日

でん六豆特注トミカ01

株式会社でん六」は、1924(大正13)年に山形県で鈴木傳六(すずきでんろく)が菓子製造を始めたのが創業とされ、会社としては1953(昭和28)年5月に鈴木製菓株式会社が設立されました。
1956(昭和31)年6月に「でん六豆」を発売、爆発的人気を得て、同社の主力商品となりました。それを受けて1962年(昭和37)年7月には社名を「株式会社でん六」に変更して現在に至ります。
そんな「株式会社でん六」が、2006(平成18)年に「でん六豆発売50周年」を迎えたのを記念して、でん六オリジナルトミカ入りでん六豆を発売しました。

でん六豆特注トミカ02

●でん六オリジナル 日産ディーゼル ビッグサム
2006年10月1日発売、当時の定価は1000円(税別)でした。

ベー スは65-6 日産ディーゼル ビッグサムで、黄緑色のキャブに銀色荷台となっていました。キャブのルーフにはオレンジ色で「DENROKU」の文字がタンポ印刷、荷台左右2面はラベル 仕上げとなっていました。荷台のラベルは左右共通で、株式会社でん六のロゴとマスコットキャラクターの「でんちゃん」、でん六豆の写真とロゴが配されてい ました。
箱は「おもちゃ缶(トミカ)」(通称「トミカ缶」)などに使われた光沢感の有る白箱に青色で大きくトミカのロゴが配されたデザインで、左肩に株式会社でん六のロゴが追加されたもとなっていました。

でん六豆特注トミカ03

ト ミカは縦22cm×横20cm×厚さ6cmほどの大箱の上部に入れられており、その下には小袋に入ったでん六豆が15袋ほど(合計約200g)が入ってい ました。当時、でん六豆は142g入りで178円(直販価格)だったので、計算上は200gだと250円程になります。単純に計算するとトミカは750円 程なので、当時の特注品としてはやや高目だったかも知れません。
販売は山形県内の土産品店などだったようですが、通信販売も行われました。同社の ホームページには「山形県内限定販売のこの商品を、1000個限定で特別にインターネットでも販売します」と書かれていたので、通販分は1000個だった ようです。当初通販は2006年9月30日まで受け付けとなっていましたが、少なくとも11月末までは販売が続いていたようです。

品番 車  名発売
65-6-未日産ディーゼル ビッグサム2006年10月1日

この手のお菓子とトミカのコラボ商品は、賞味期限の問題が有るので、なかなか難しいようです。売れ残れば廃棄しなければならないので、メーカーとしてはリスクが大きいからです。
でん六豆は賞味期限が6ヶ月ですが、果して計画通りに売れたのでしょうか?
ただ、でん六豆は2007年に「リカちゃん入りでん六豆」も発売しています。トミカで成功したからの「リカちゃん」だったのかも知れませんね。
しかしその後はトミカやリカちゃんとのコラボ商品は出ていないので、やはり厳しかった? 我々にはその辺の事情を知る由も有りませんが…

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