朝日航洋
2024年04月11日

朝日航洋特注トミカ01

朝日航洋株式会社は東京都江東区に本社を置く企業で、物資輸送やドクターヘリ、航空撮影などの「航空事業」、防災支援やインフラ整備を支援する「空間情報事業」をビジネスの柱としています。
1955年に前身となる朝日航空株式会社が創立、翌年には朝日ヘリコプター株式会社に社名変更、1982年に朝日ヘリコプター株式会社と東洋航空事業株式会社が合併して朝日航洋株式会社が発足しました。
航 空事業ではヘリコプターやビジネスジェットを中心とした航空サービスを提供、空間情報事業ではレーザや音波といった最先端のデジタルセンサーを用いた計測 技術と解析技術とを融合させた高精度な空間データを提供しています。これらのデータはインフラ整備に活用されているほか、防災支援の分野にも広く役立てら れています。
そんな朝日航洋が2015年頃にトミカを特注しました。

朝日航洋特注トミカ02
朝日航洋特注トミカ03

●川崎式BK 117C-2型ヘリコプター
ベースは「24-8 川崎重工業 BK117 C-2 ヘリコプター」で、朝日航洋の機体番号JA6933のモデル化です。
この機体は人員輸送などに使われているようで、2014年11月から朝日航洋の登録となっているようです。
実機の写真はこちら(FlyTeamのサイトです。)↓

私の得た情報によると、このトミカはヘリコプターの販売促進のノベルティグッズとして作成された非売品と言う事です。
ヘリコプターの販売ですから相手先は一般の個人などではなく自治体や企業という事になります。
ドクターヘリを運用する自治体、放送局や新聞社、大企業や大病院などでしょう。このうな所に販促品としてトミカが配られたようです。
このトミカの存在は2016年1月8日終了のヤフオクで知る事となりましたが、いつ頃から配布されていたのかは不明です。

朝日航洋特注トミカ04

箱の裏面のロットを見ると2014年9月となっています。朝日航洋は2015年7月に創立60周年を迎えましたが、トミカの箱には60周年の事は一切書か れていないので、2014年中に配布が始まった可能性が高いと予想しています。しかし実際はどうだったのか、私には知る由も有りません。

その後、2022年にトミカが当たる「創立67周年!フォロー&リツイートTwitterキャンペーン」が開催されました。
それは2022年7月20日〜31日の期間でTwitterの朝日航洋公式アカウントをフォロー、このキャンペーンをリツイートで応募完了、抽選で67名様に朝日航洋オリジナルグッズのセットが当たるというものでした。

品番 車  名ベース車名
24-8-未川崎式BK 117C-2型ヘリコプター川崎重工業 BK117 C-2 ヘリコプター

配布先が一般の個人ではなく自治体や企業であるという性質上、オークションやフリマサイトへの出品も極少で、日の目を見るのに時間がかかったのかも知れません。朝日航洋のトミカもロットから推測すると、ヤフオクに出品されるまでに1年以上もかかった事になります。
そのような事からこの手の非売品は存在が分かりにくいうえ、市場に出回る弾数も少ないので、非常に厄介な存在と言えましょう。本当にコレクター泣かせのトミカですね。

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