スーパーリゾート・エクスプレス
2024年04月04日

トミカスーパーリゾート・エクスプレスセット01

「スーパーリゾート・エクスプレ ス」は、日本航空が1994年から2008年まで展開していた「乗った時からリゾート気分」をコンセプトにしたリゾート路線キャンペーン「リゾッチャ (Reso`cha)」に使用された機体です、特別な機体塗装と機内装飾が施されたボーイング747が使用され、客室乗務員もアロハシャツ調のブラウスを 着用して機内サービスにあたっていました。特別な機内食の提供や「リゾッチャビンゴ」と呼ばれる機内ビンゴサービスの実施、「リゾッチャクーポンブック」 という割引クーポンなども配布されました。
また、キャンペーンキャラクターとして「リゾッチャ王国国王・太平洋ちゃん」がデザインされ、多くの人々に親しまれました。
このキャンペーンは、ホノルル線を皮切りに、グアム・サイパン・オーストラリアへの就航も始まりました。また1995年には国威内線の沖縄便にもこのキャンペーンが拡大されました。
さて、そんな「スーパーリゾートエクスプレス」がトミカになちゃいました。

トミカスーパーリゾート・エクスプレスセット02
トミカスーパーリゾート・エクスプレスセット03

●スーパーリゾート・エクスプレスセット(G-277)
1994年12月頃発売 当時の定価は2800円(税別)でした。

詰め合わせ内容は、スーパーリゾート・エクスプレス仕様のジャンボジェット機1機、ハイデッカー型バス、タラップカー、機内食運搬車、ジャンボケン引車となっていました。これに飛行機の前輪と牽引車をつなぐプラ製の牽引棒が付属していました。

トミカスーパーリゾート・エクスプレスセット04

スーパーリゾート・エクスプレス
トミカのジャンボジェット機は、機体番号JA8111のJALスーパーリゾート・エクスプレスの紫色仕様(実機には紫色仕様と黄色仕様が あります)を再現したもので、ノーマルの「ジャンボエアポートセット(日本航空)」の機体にシールを貼ってスーパーリゾート・エクスプレスに仕立てていますが、唯一胴体中央上部 の「SUPER RESORT EXPRESS」の赤文字のみタンポ印刷となっていました。
因みに機体に描かれているイラストは、南国を代表する花と鳥のハイビスカスとイイヴィです。

トミカスーパーリゾート・エクスプレスセット05

ハイデッカー型バス
ベースは41-4 いすゞスーパーハイデッカーバスで、白ボデ/白ルーフのボディに、ハイビスカスとイイヴィのイラストや「SUPER RESORT EXPRESS」の文字が配されたラベルが貼られていました。

トミカスーパーリゾート・エクスプレスセット06

●タラップカー
ベースは98-1 日本航空タラップカーで、 白ボデイ/白タラップ/赤シート/緑ウインドウとなっていました。そのボデイやタラップにハイビスカスとイイヴィのイラストが配されたシールやラベルが貼られていました。

トミカスーパーリゾート・エクスプレスセット07

●機内食運搬車
ベースは32-5 いすゞエルフ引越トラックで、 白ボデイ/白コンテナ/緑ウインドウとなっていました。そのボデイやコンテナにハイビスカスとイイヴィのイラストが配されたシールやラベルが貼られていました。

トミカスーパーリゾート・エクスプレスセット08

●ジャンボケン引車
ベースは95-1 日本航空ジャンボケン引車で、 白ボデイ/やまぶきウインドウとなっていました。そのボデイにイイヴィのイラストが配されたラベルが貼られていました。

品番 車  名ベース車名
なしボーイング747スカイトミカ
41-4-17ハイデッカー型バス iいすゞスーパーハイデッカーバス
98-1-27 タラップカー日本航空タラップカー
32-5-12機内食運搬車いすゞエルフ引越トラック
95-1-9ジャンボケン引車日本航空ジャンボケン引車

詰め合わせの車両4台ですが、実際にはこれらの車両のスーパーリゾート・エクスプレス仕様が有ったとは思いにくいので、恐らくは架空のデザインと思われます。
そもそもリゾッチャの乗客はボーディング・ブリッジを渡って搭乗するでしょうから、ランプバスやタラップカーのお世話にはならないのではなかと思います(笑)

因 みに箱のジャンボジェットの写真はJA8104となっていますが、この機体はJALのボーイング747-200Bの1号機(1971年)で、リゾッチャ塗 装を施された事はないと思われます。恐らくJALのボーイング747-200Bの広報写真か何かにスーパーリゾート・エクスプレスの塗装を合成で作ったも のではないでしょうか。

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