デジタルプラレール&トミカDX
2023年10月19日

デジタルプラレール&トミカDX01

1998年4月24日にパソコン用シミュレーションゲーム「デジタルプラレール&トミカDX」が発売されました。
1996年発売の「デジタルプラレール」と1997年発売の「デジタルトミカ」を統合したソフトとなっていました。対応OSはWindows95とWindowsNT(4.0)のみで、定価は6000円(税別)でした。
この「デジタルプラレール&トミカDX」の初回限定10000セットにトミカが付属していました。

デジタルプラレール&トミカDX03
デジタルプラレール&トミカDX02
デジタルプラレール&トミカDX04

●トミカトレインD51

製品版の箱の表記では「トミカトレインD51付き」(カタログのパッケージ写真の表記は「メッキトミカトレイン付き」)となっていましたが、トミカは104-1 D51形蒸気機関車でした。
トミカは黒色でボイラー周りが真空金メッキという、蒸気機関車としてはおかしなカラーリングとなっていました。
ソフトにもD51の収録はないのですが、何故D51? 何故このカラーリング? という疑問は残りますね(笑)
箱は白箱で、ソフトのケースの中に同梱されていました。

このソフトの中に登場するトミカの車両は、フェアレディZとエスティマの2種類のみで、自動踏切(効果音付き)、T字路、交差点、直線どうろ、1/2どうろ、曲線どうろ、一般道路標識(8種)、パイロン(2種)のパーツを配置出来たようです。
対するプラレールは100系新幹線、300系新幹線(のぞみ)、500系新幹線、ブルートレイン(EF65)と4種類となっており、どちらかと言えばプレレールがメインのソフトだったと思われます。
当 時のトミーのホームページには『大好評の「デジタルプラレール」と「デジタルトミカ」が合体しました!新パーツワープトンネルも加わってレイアウト自由自 在!!』と謳われていますが、これを見てもプラレールのワープトンネルを前面に出しており、プラレールメインだという事が判ります。
付属のトミカが鉄道車両というのもプレレールファン向けな感じがしますね。どうせならプラレールを付ければ良かったのではと思いますが、ソフトのケースに収まるトミカが起用されたのかも知れませんね。
ところでこのD51、10000台有るはずですが、それにしては殆ど市場には出て来ません。
もしかするとソフト自体が10000本も売れず、廃棄されてしまったのかも知れませんね。勿体ない…

ギフト番号品番車  名
G-345104-1-15トミカトレインD51SM.Go/B

このソフトは、トミカ・プラレールカタログ'98-'99(1998年6月版)に初掲載されました。そして2001-2002(2001年6月版)でカタログ落ちしており、3年も経たずに廃版になっています。
発 売3ヶ月後にはWindows98日本語正規版が発売、99年5月にはWindows 98 Second Edition、2000年2月にはWindows2000(WindowsNT(4.0)の後継)、2001年11月にはWindows XPとオペレーティングシステムが目まぐるしく更新、それに応じてグラフィックやサウンドも著しく進化した時代の中では、この手のソフトも長くは生きられ なかったという事なのでしょうね。

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