おともだち★ゴールド(2)
2023年09月07日

おともだちゴールド特注トミカ06

講談社が発行する幼児向け雑誌「おともだち」は、1972年創刊とトミカと同じくらいの歴史を誇ります。
その「おともだち」の2歳〜4歳の男の子向けの増刊号が「おともだち★ゴールド」で、2007年に第1号が発刊されました。
「おともだち★ゴールド」は毎号豪華な付録が付いてくるのが特徴ですが、その付録にトミカが登場しました。
いずれも「おともだち」誌で展開している「ブック&タック」という2台のトミカが織りなすオリジナルストーリーの世界に、新たに登場した仲間という設定です。
前回は2011年から2015年までに登場した4台をご紹介しましたが、今回は2018年から2023年に登場した6台です。

おともだちゴールド特注トミカ07

●クレンくん
2018年3月18日発売のVol.33付録
災害現場にショベルカーを運ぶ消防レスキュー車両の「クレンくん」、ベースは37-6 日野デュトロ クレーン付トラックです。
積載するショベルカーは30-9 日野レンジャー重機搬送車からの流用ですが、窓やクロ-ラーが着色されているので、見栄えが良くなっています。
当時の雑誌の定価は980円(税込)でした。

おともだちゴールド特注トミカ08

●タイチョウ
2019年3月14日発売のVol.36付録
警察車両の「タイチョウ」は、本部からの指令をキャッチしてチームに伝えたり、故障した車を運んだり出来るパトロールチームのリーダーです。
ハイパーブルーポリスHB06 ブルーバッファローをベースに、白黒のカラーリングでパトカーらしさを演出しているのでしょうね。
当時の雑誌の定価は980円(税込)でした。

おともだちゴールド特注トミカ09

●ハヤテ
2020年3月13日発売のVol.39付録
「ハヤテ」は日本生まれのスーパーF1カーという設定です。
ベースは14-6 フォーミュラ ルノー 3.5なので、日産が関わっている車両ではありますが、日本生まれというには少し無理があるかも知れません(笑)
赤/白/青のトリコロールカラーはこ、の手の車両に似合っているばかりじゃなく、小さなお子様を惹きつける魅力も持ち合わせているようです。
当時の雑誌の定価は1000円(税込)でした。

おともだちゴールド特注トミカ10

●キャリー
2021年3月15日発売のVol.42付録
車両運搬車の「キャリー」は、60-7 いすゞ エルフ 車両運搬車をベースに、赤/白/緑のカラフルなボディとなっています。キャビンの塗り分けはJAFと同じで、色違いですね。
積載される車はベレットで、60-7 いすゞ エルフ 車両運搬車の初回特別仕様に付属していたものの色違いとなります。幼児雑誌の付録にしてはベレットとは渋すぎますね(笑)
当時の雑誌の定価は1100円(税込)でした。

おともだちゴールド特注トミカ11

●ギガクロー
2022年3月15日発売のVol.45付録
日立建機アスタコの「ギガクローver.」は、65-7 日立建機 双腕作業機 アスタコをベースに、赤/黄/青/緑/白のカラフルな色が目を惹きます。しかし良く見ると、リアにエンジン格納部はグレーのメタリックという渋い色使い(笑)
そこにあるGC(ギガとクローの頭文字)のタンポがさらに渋さを強調しています。
デザインナーの遊び心が光る作品だと思います。
当時の雑誌の定価は1200円(税込)でした。

おともだちゴールド特注トミカ12

●ショウタ
2023年4月17日発売のVol.46付録
レスキュー指揮車の「ショウタ」は、67-10 トヨタ ハイラックスがベースとなっています。海外の緊急車に有りそうなカラーリングですね。
元々3月23日発売予定となっていましたが、25日ほど遅れての発売となりました。
当時の雑誌の定価は1430円(税込)でした。

品 番車  名ベース車名
37-6-未クレンくん日野デュトロ クレーン付トラック
別枠タイチョウハイパーブルーポリス
HB06 ブルーバッファロー
14-6‐未ハヤテフォーミュラ ルノー 3.5
60-7‐未キャリーいすゞ エルフ 車両運搬車
65-7-未 ギガクロー日立建機 双腕作業機 アスタコ
67-10-未ショウタトヨタ ハイラックス

付録にトミカが付く「おともだち★ゴールド」は、2015年6月の「ショベル」以来しばらく発売がありませんでした。そんな中、2018年の「クレン」は実に2年9ヶ月ぶりの復活となりました。
そこからは毎年3月に発売が続いています(ショウタも当初は3月発売予定でした)ので、来年以降もきっと続いて行くのでしょうね。
ただ、2019年まで980円だったのが今年は1430円、何でも値上がりする時代ですが、450円の値上がりは厳しいですね。

と ころで、雑誌「おともだち」では2000年頃から「のりものキッズ ブック&タック」を展開しています。今まで沢山の車両を登場させて、それらのトミカも発売して来ました。雑誌には未だに過去のトミカもちょくちょく顔を出 しますが、現在ではもう手に入らないものばかりです。お子様が雑誌を見て、そんな絶版トミカを欲しいと言ったら、親御さんはとても困ると思います。そうい う意味ではなかなか罪な雑誌と思ってしまします(笑)

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