岐阜バス
2023年04月27日

岐阜バス特注トミカ01

「岐阜バス」は岐阜県岐阜市に本社を置くバス事業者です。設立は戦前の1943(昭和18)年で、戦時統合により岐阜・中濃地区の12の事業者が統合されて誕生したのだそうです。
正式な会社名は「岐阜乗合自動車株式会社」ですが、自らも通称の「岐阜バス」を使用しているので、こちらの方が通りが良いようです。
名鉄グループの一員で、現在は路線バスの塗装も名鉄グループ統一仕様に準じたものになっています。
2022年には「名鉄グループバスホールディングス」の設立に伴い同社の傘下に入って子会社となりました。
そんな岐阜バスですが、3度に渡ってトミカを特注しています。

岐阜バス特注トミカ02

●岐阜バス スーパーサンライズ
岐阜バスの貸切車「スーパーサンライズ」のモデル化ですが、トミカの発売当時は岐阜バスから分社された「岐阜バス観光」の車両でした。
トミカのベースは1-4 三菱ふそうエアロクイーンで、赤色ルーフ/赤色ボディとなっています。ボディには金色と白色でラインがデザインされている他、金色で岐阜バスやSUPER SUNRISEなどの文字がタンポ印刷されていました。

発売は2004年9月11日で、午前9時より新岐阜バスセンター(現:岐阜バスターミナル)構内の売店「奥美濃」で販売開始、10時からは星野書店新岐阜駅前店(2008年12月閉店)でも販売されました。
さらに、岐阜バス観光のバス車内でも販売されました。
また、通信販売にも対応してもらえましたが、申し込み方法は郵便振替・郵便為替・現金書留となっていました。送料が1台140円、2台200円、3台以上300円と安かったのは朗報でした。
販売個数は6000個で当時の定価は1000円(税込)で、販売個数制限などは設けられませんでした。

岐阜バス特注トミカ03

●岐阜バス 三菱ふそうエアロスター(2019)
岐阜バスの路線バスの主力車両「三菱ふそう エアロスター」のモデル化。
当時の定価は900円(税込)で、販売個数は未公表でした。
トミカのベースは8-10 三菱ふそうエアロスター 立川バス×リラックマとなっていました。白色ルーフ/白色ボデイに赤色ラインなどで実車を忠実に再現しています。
前後と左側面の方向幕とナンバープレートは添付ラベルとなっていて、自分で貼って仕上げるようになっていました。
方向幕は「忠節橋・市庁舎西口 K名鉄・JR岐阜」で、ナンバープレートは「岐阜200 か 18-24」となっています。

発 売は2019年1月12日からで、岐阜バスターミナルと岐阜バスJR岐阜案内所は7:30からの販売、岐阜市の大型ショッピングセンター「マーサ21」で は1Fのインフォメーションで10:00から販売されました。何れもひとり10台までの販売制限がつけられましたが、店頭販売は発売初日のお昼過ぎに完売 という人気ぶりでした。
前年の12月21日にトミカの発売が告知されましたが、当初は通信販売の案内が有りませんでした。
ところが、年明け早々の2019年1月3日に通信販売の受付が開始されました。
申 込方法は郵便振替のみで、商品代金送料を振込むというものでした。通信販売もひとり10台までの購入制限がつけられました。送料は5台までが700円(税 込)、6〜10台までが800円(税込)となっていましたが、北海道・九州・四国・沖縄と離島は別料金となっていました。
通信販売は予想を上回る申し込みで予定数を超えたため1月7日の18:00で受付が終了しました。

■岐阜バス 創立80周年記念 トミカ
岐阜バスの創立80周年を記念して、路線バスと観光バスのトミカが発売されました。
発売は2023年4月22日ですが、2022年7月15日にオープンした「岐阜バスオンラインストア」で、4月3日午前9:00より予約受付が開始されました。路線バスは10日程で完売、その後数日で観光バスも完売したようです。
店舗販売は2023年4月22日、午前7:30より岐阜バスターミナル窓口で始まりました。こちらは完売の情報がない(2023年4月27日時点)ので、まだ販売されているものと思われます。
因みに、通販も店舗販売もひとり2台までの購入制限が付けられていました。

岐阜バス特注トミカ05

●岐阜バス 三菱ふそうエアロスター 創立80周年記念
岐阜バスの路線バスの主力車両「三菱ふそう エアロスター」のモデル化。
当時の定価は1200円(税込)で、販売個数は未公表でした。
トミカ本体は基本的に2019年の「三菱ふそう エアロスター」と同等品となっています。
ボディの赤色が2019年モデルと比較すると朱赤寄りだったり、右後方の非常口マークの緑色が明かるかったりと微妙な違いが有りますが、決定的な違いはないようです。
添付のラベルは2019年モデルとは異なり、方向幕は「B 長山・北一色 名鉄・JR岐阜」となっています。また、ナンバープレートは「岐阜200 か 1943」で、これは同社の創立した1943年に因んでセレクトされたと言う事です。
箱は「創立80周年記念」の文字が追加されているだけに留まらず、デザインも一部を除いて一新されています。

岐阜バス特注トミカ04

●岐阜バス 日野セレガ 創立80周年記念
「Seiryu Star」の愛称で活躍する観光バス「日野セレガ」のモデル化です。
トミカのベースは101-5 日野セレガで、赤ルーフ/赤ボディとなっていました。
実車のデザインは2004年のスーパーサンライズと基本的に同じで、金色と白色のラインがデザインされていました。
岐阜バスやSeiryu Starなどの文字が金色でタンポ印刷されている他、前後のナンバープレート「岐阜230 あ 1951」もタンポ印刷されており、やはり20年近くの間の技術の進化が分かる出来栄えと言えましょう。

品 番車  名備 考
1-4-61三菱ふそう エアロクイーン貸切車「スーパーサンライズ」
8-10‐未三菱ふそう エアロスター
路線バス
8-10‐未
101-5‐未
日野 セレガ貸切車「清流スター」

岐阜バスは「清流ライナー」という連節バスを保有しており、車種はトミカのロングタイプでお馴染みの「メルセデスベンツ シターロG」です。今度は是非とも「清流ライナー」を特注して欲しいところですね。

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