さんふらわあ(特注品)
2022年12月01日

さんふらわあ 特注トミカ01

「さんふらわあ」は「商船三井フェリー」及びグループ会社の「株式会社フェリーさんふらわあ」が運行する大型フェリーです。
前者は北海道と関東を結ぶ航路を、後者は関西と九州を結ぶ航路を運行しています。
さて、今回の話題は北海道苫小牧港と茨城県大洗港を結ぶ「商船三井フェリー」の「さんふらわあ」です。
この航路には夕方便に「さんふらわあ ふらの」と「さんふらわあ さっぽろ」、 深夜便に「さんふらわあ だいせつ」と「さんふらわあしれとこ」の4隻が就航していますが、 今回は夕方便の2隻の船内売店でしか買えないトミカのお話です。

北海道航路の夕方便「サンフラワー さっぽろ」と「サンフラワー ふらの」では、2011年3月に「トミカ No.130 さんふらわあ さっぽろ」が発売されると同時に、船内売店での取り扱いが開始されました。
2017年5月13日に新造船「さんふらわあ ふらの」が就航、同年10月24日には新造船「さんふらわあ さっぽろ」が就航しました。 これに伴い新造船の「トミカ No.129 さんふらわあ」が2018年3月に発売されました。
この発売と同時に両船の船内売店でも取り扱いが開始され、2020年9月の絶版後も継続して販売されていました。 たぶん大量に仕入れておいたものを売っていたのでしょう。
と、ここまでは通常品のトミカが船内の売店で売っていたというだけの事なのですが、2022年7月頃に突然箱の異なるものが販売されるようになりました。

さんふらわあ 特注トミカ02

さんふらわあ

恐らく船内売店で販売していた通常品のストックが底をつきそうになったので、新たに発注したものと思われます。箱に記載のロットはC1522(2022年 3月15日製造)となっていますので、4月から5月にかけて納品されていると思われますが、販売中の通常品がなくなったタイミングでこちらに切り替わった のでしょう。

さんふらわあ 特注トミカ03

発売元は「株式会社ブルーハイウェイサービス」となっているので、特注品という事になります。 ブルーハイウェイサービスは商船三井フェリーのグループ企業で、北海道航路の臨港営業所にて安全・安心な船舶運航を日々支えるとともに、 フェリー船内ではレストラン運営、ショップ営業、接客サービスを担っている企業との事です。

さんふらわあ 特注トミカ04

船自体はいじりようがないので、トミカは単なる箱の違いかと思いましたが、通常品とは裏板と台座の色が異なっており、しっかりと差別化が図られていました。
台座だけじゃなく、見えない裏板を変えてくるとは芸が細かいですね。

品 番 車 名 発売元
129-2-未 さんふらわあ ブルーハイウェイサービス

定価は990円(税込)で、特注品なのに現在のロングシリーズの定価1045円(税込)より安いという事になりますね(笑)
このトミカは苫小牧港や大洗港の売店では販売されておらず、乗船しないと手に入りません。特注品としてはお安いトミカですが、入手難易度はかなり高いと言わざるを得ませんね。

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