ネオストリート
2022年11月10日

ネオストリート特注トミカ01

ネオストリートは曙ブレーキのグループ企業として2000年10月に設立されました。 主にウェブショップでブレーキパッド販売する会社ですが、そんなネオストリートが2001年にトミカを特注しました。

ネオストリート特注トミカ02

●シトロエン H トラック

2001年10月21日、信州ビーナスラインの中間地点に位置する「車山高原」で開催されたランス車の祭典「フレンチブルーミーティング」で販売されました。

それに先立ち、2001年10月3日〜21日の期間に同社のホームページで先着500名に限って通信販売の予約を受け付けていました。 これがなかなか好評だったようで、10月中旬には予定数に達して受付終了となりました。
通信販売は同社のホームページの申し込みフォームより行い、予約が確定すると振込先(郵便振込)や振込金額が返信されました。 振込み期限は2001年10月25日で、入金確認が取れた順に2001年10月22日より発送が開始されました。 発送はクッション封筒を使って普通郵便で行われましたが、箱は折り畳んで入れられていました。 箱潰れに配慮しながら安価に発送出来るベストな方法と言えますね。因みに送料は1個210円〜10個630円となっていました。

トミカは97-3 シトロエンHトラックをベースに、ブルーのボディに黒シート、 グリルは銀メッキで荷台左右には社名の「NeoStreetInc.」とURL「www.neostreet.co.jp」が白色でタンポ印刷されていました。

ネオストリート特注トミカ03

箱は1色刷りながら、車体のイラストを配すなどとてもセンスの良いデザインとなっています。

そもそもこのトミカは、「フレンチブルーミーティング」に参加するために特注されたものだったようで、 当時の同社のホームページには「ブレーキカロツェリアネオストリートが、フレンチブルーミーティングに参加するのを記念して、オリジナルトミカを販売します。」と書かれていました。

因みに、2001年10月23日からはミニカーショップイケダでも定価の700円(税別)で取り扱い開始、全国のイケダ系のミニカーショップでも販売されたと思います。

品 番 車 名 特注元
97-3-未 シトロエン H トラック 株式会社ネオストリート

同社のホームページには2002年から「トミカミュウジアム」というコーナが作られ、2007年までに4500台程のトミカが掲載されていました。 これは同社の取締役だった吉澤茂氏がトミカコレクターだった事から始められたものだったようです。 また同社のメールマガジンにも氏の執筆による「トミカコラム」が2002年4月から2007年2月まで116回に渡り連載されました。
先にも触れましたが、箱を畳んでトミカを発送したというのも吉澤茂氏がトミカコレクターだったからこその発案だったのでしょうね。

ネオストリートは東京日本橋に本社を構えておりましたが、2006年には親会社の曙ブレーキ本社がある埼玉県羽生市へ移転、その後2021年には曙ブレーキに吸収合併されています。 同社のホームページの「トミカミュウジアム」や「トミカコラム」が見れなくなってしまったのは非常に残念ですね。

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