トミカの数あるギフトセットの中には、食べ物もモチーフにしたものが色々有ります。 定番はラーメン屋台やクレープ屋さんといった移動販売車でしょう。ボディや荷台に実在のお菓子や飲料水の絵柄をデザインしたものもあります。 今回ご紹介のセットは、それらのトミカとは趣の異なる異色のセットです。何とトミカ本体を食べ物に見立ててしまったというもので、「江戸前都美香」というものです。
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「江戸前都美香」は2003年8月22日から31日まで池袋サンシャインシティ・ワールドインポートマート4F展示ホールAで開催された『トミカ博 in TOKYO』で初登場しました。 トミカ博の会場限定で発売される「特別仕様トミカ」のひとつで、「特別仕様トミカ SPECIAL MODEL SET NO.3 江戸前都美香」というものでした。 当時の定価は2000円(税別)でした。
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●三菱パジェロ【海老】 30-6 三菱パジェロをベースに蒸し海老の握り寿司を再現しています。 ボディを白色とし、ルーフとボンネットに蒸し海老の絵柄が印刷されています。ウインドウも海老の再現からピンク系、ボディ下部はシャリを表しているので、シート、タイヤ、裏板も含めて真っ白です。 因みに私の住む北海道では、海老の寿司と言ったら生の甘海老が普通なので、どうもピンと来ません(笑)
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●トヨタ プリウス【玉子】 86-3 トヨタ プリウスをベースに、玉子の握り寿司を再現しています。 ボディは黄色/白色のツートンカラーで、黄色は玉子、白色はシャリを表しています。ウインドウは玉子を表す黄色、タイヤと裏板、更には内部のシートもシャリを表す白色になっています。ボディの中央には海苔を表す黒い帯が印刷されるという芸の細かさ!
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●トヨタ bB【ウニ】 5-4 トヨタ bBをベースに、ウニの軍艦巻きを再現しています。 ボディはオレンジ色と黒色のツートンカラーで、オレンジ色はウニ、黒色は軍艦巻の海苔を表しています。ウインドウもウニを表すオレンジ色、タイヤは海苔を表す黒色となっています。 軍艦巻きはひっくり返すとシャリが見えるので、トミカも裏板がちゃんと白色になっています。
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●トヨタ セリカ【マグロ】 96-4 トヨタ セリカをベースに、マグロの握り寿司を再現しています。 ボディは赤色/白色のツートンカラーで、赤色はマグロ、白色はシャリを表しています。ウインドウはマグロを表す赤色、タイヤと裏板、更には内部のシートもシャリを表す白色になっています。 何となくシャリの上に大きめのマグロがのっているように見えますね(笑)
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品 番 |
車 名 | 寿司ネタ |
30-6-44 | 三菱パジェロ | 海老 | 86-3-未 | トヨタ プリウス | 玉子 | 5-4-27 | トヨタ bB | ウニ | 96-4-未 | トヨタ セリカ | マグロ |
トミカを丸ごと握り寿司にしてしまったという大胆すぎる企画、ウインドウやホイール、裏板なども専用の色となっており、他からの流用は出来ないと思うので、意外とコストの掛かるセットだと思います。これは企画者の強いこだわりがなければ実現出来なかったと思います。 このようなトミカには賛否が有るとは思いますが、歴史に残る名作ではないでしょうか。それとも迷作だったのでしょうか?(笑)
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