サルティンバンコ
2022年01月13日

サルティンバンコ_トミカ01

サルティンバンコとはカナダのサーカス劇団「シルク・ドゥ・ソレイユ」の移動公演演目のひとつで、1992年から2012年まで20年間に渡って上演されました。
日本では1994年に「サルティンバンコ」が、2000〜2001年に「サルティンバンコ2000」が上演されましたが、1994年の公演でトミカがグッズとして登場しました。

1994年3月11日〜9月11日に行われた日本公演は、国立代々木競技場オリンピックプラザ特設テントで行われ、全248回の公演で56万人を動員しました。
主催はフジテレビジョン、協賛スポンサーは日産自動車となっており「NISSAN サルティンバンコ」と銘打っての公演でした。

サルティンバンコ_トミカ02

●スカイラインGT-R(R32) サルティンバンコ(ダークーブルー)
1994年3月11日からの日本公演で販売されました。会場となった国立代々木競技場オリンピックプラザ特設テント内の売店での販売で、当時の定価は900円でした。
紺色のボディに黒シートで、「SALTIMBANCO」などの文字が黄色でタンポ印刷されていました。ゼッケン8は当時のフジテレビのチャンネルが8だった事によるものでしょう。ただ、文字類のタンポ印刷は黄色一色のみというのはちょっと寂しいですね。

サルティンバンコ_トミカ03

●スカイラインGT-R(R32) サルティンバンコ(イエロー)
1994年8月頃に追加された新色で、ファーストとは逆に黄色のボディに文字類がダークブルーでタンポ印刷されていました。文字類は色が異なるだけで全て共通でした。シートも同じ黒色で、当時の定価は900円でした。
こちらは公演の終盤に追加されたグッズなので、ダークブルーと比べると少ないのかも知れません。

サルティンバンコ_トミカ04

箱は共通で、正面および裏面は当時の公演ポスターの絵柄やロゴなどが、横面は日程や主催社名、スカイラインGT-Rのデザイン図などが配置されていました。

品 番 車 名ボディカラー
20-6-38日産スカイラインGTR (R32)ダークブルー
20-6-41イエロー

日産自動車は1994年のサルティンバンコと、1996年アレグリアの冠協賛となっており、どちらの公演でもスカイラインGT-Rのトミカがグッズとして登場しています。
スカイラインの人気も絶大な時期で、日産も好調だった事がうかがえますね。

そ して「シルク・ドゥ・ソレイユ」も好調でしたが、2020年の世界的新型コロナウイルスの蔓延で、全ての公演が中止になってしまい、同年6月には遂に経営 破綻してしまいます。現在は経営再建に取り組んでいるそうですが、また日本でも素晴らしいパフォーマンスを披露して欲しいものです。

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