伊香保おもちゃと人形自動車博物館
2021年12月09日

伊香保おもちゃと人形自動車博物館特注トミカ01

群馬県のほぼ中央部に位置する北群馬郡吉岡町に「伊香保おもちゃと人形自動車博物館」があります。
名 前の通り、懐かしの玩具や自動車など3万点以上を展示されています。中でも100年以上前からのテディベアが2000体ほど、トヨタ2000GTなど往年 の名車が100台ほど、昭和の玩具やアイドルのレコードなどなど、多彩な展示で幅広い年齢層、そして国籍を問わず来場者を楽しませてくれます。「ファミ リーワールドテーマパーク」のサブタイトルが冠されているのも頷けますね。
同博物館は1994年に開館しましたが、なんとここは私設の博物館なんです! びっくりですね。
さて、そんな「伊香保おもちゃと人形自動車博物館」が2度に渡りトミカを特注しています。

伊香保おもちゃと人形自動車博物館特注トミカ02

●スバル 360
2006年12月発売

ト ミカは21-4 富士重工 スバル360の金型を使って、同博物館所蔵のスバル360レース仕様車を再現しています。オールタンポ(後述添付シールを除く)で、さらに全てのウインド ウの縁が黒色で塗られるなど、とても手の込んだ作りとなっています。デザインもインパクトがあり、なかなかカッコイイですね。
フロントウインドウ上部に貼るシールが添付されていますが、ここには「YOKOTA COLLECTION MUSEUM WORLD」と書かれています。この事からも博物館の館長「横田正弘氏」の私的なコレクションである事が判ります。
箱はベージュのレンガ柄を基調とするフルカラーの専用のものが用意されていました。
当時の定価は1500円(税別)で、同博物館のミュージアムショップの他、全国の有名ミニカーショップでも販売されまっした。

伊香保おもちゃと人形自動車博物館特注トミカ03

●ダイハツ ミゼット
2007年8月発売

トミカは62-5 ダイハツ ミゼットの金型を使ったベージュのモデルです。
同博物館には何台かのミゼットが有るようですが、ググってもベージュの個体見つかりません。幌の文字やドアの絵柄などから同博物館の宣伝用の架空のモデルではないかと思われます。
箱は薄い水色を基調としたフルカラー印刷となっていました。
当時の定価は1500円(税別)で、同博物館のミュージアムショップの他、全国の有名ミニカーショップでも販売されまっした。

品 番 車 名
21-4-未富士重工 スバル360
62-5-未ダイハツ ミゼット

私設の博物館にしては展示内容の質も高く、その量も膨大、さらに駐車場も乗用車200台・バス25台を備えるなどとても大規模なものとなっています。入館料は大人1300円ですが、内容からするとお安いのではないでしょうか。年間の来場者が40万人というの頷けますね。
実は私は行った事がないのですが、機会が有れば是非とも訪れてみたい場所のひとつになっています。これもこのトミカが出た事によって、この博物館を知る事になったからなんです。

と ころで、箱の裏面には発売元:有限会社アイアイアドカンパニーとの記述が有りますが、当時のアイアイアドカンパニーの広告には「伊香保おもちゃと人形自動 車博物館特注品」と書かれいます。その事から、アイアイアドカンパニーが窓口となって同博物館が特注したものと思われますので、同博物館の特注品という認 識で良いのではないでしょうか。

トッ プに戻る