サークルKサンクス
2021年11月25日

サークルKサンクス特注トミカ01

サークルKサンクスはかつて存在したコンビニチェーンで、2004年にサークルKがサンクスを吸収合併して出来ました。前身となるサークルKが 1980年3月15日に名古屋市天白区に第1号店を開店、いっぽう、サンクスも同じ1980年11月7日に仙台市青葉区に1号店を開店しています。
そんなサークルKサンクスが2010年にトミカを特注しています。サークルKサンクス30周年を記念してのことでした。
何 れも2010年10月12日の発売で、全国のサークルKサンクス(取扱いは一部の店舗)、アピタ、トミカショップで販売されました。また、10月7日より アピタのネット通販サイトで予約(2種セットをひとり5セットまで)が始りました。当時の定価は各500円(税別)でした。

サークルKサンクス特注トミカ02

●いすゞ エルフ配送車

83-4 いすゞエルフ佐川急便をベースに、サークルKサンクスの配送車に仕立てたものでした。
白キャブにアイボリー荷台で、荷台も含めてオールタンポ仕上げとなっていました。この手のトラックの荷台はラベル仕上げが多い中、オールタンポとは得点が高いですね。
実際にもこのデザインの配送車が使われていましたが、トミカの型のエルフが有ったかどうかは未確認です。

サークルKサンクス特注トミカ03

●トヨタ プリウス プラグインハイブリッド(スーパーバイザーカー)

サークルKサンクスの店舗巡回相談員(スーパーバイザー)が店舗巡回時に使用する車両のモデル化でした。
同社では2009年12月に愛知県内のスーパーバイザー用にプリウス プラグインハイブリッドを導入、これは愛知県が経済産業省のモデル事業「EV・PHVタウン構想」に選定されている事から、同社がこれに協力する形で取り組む事になったものです。
プリウスのプラグインハイブリッドの市販は2012年1月ですが、それに先行して2009年12月より官公庁や、「EV・PHVタウン」に選定された自治体、エコカー導入に積極的な法人などに向けたリースがはじまり、市販に向けての実証実験が行われました。
サークルKサンクスのプリウスもこの先行リーズ車両を再現したものでした。
89-4 トヨタ プリウスをベースに、先行リーズ車両専用カラーのライトブルーマイカメタリックのボディカラーをまとい、ボディ下部のプラグインハイブリッドのデカールは そのままに、サークルKサンクスのロゴなどを後部ドアに控え目に追加したデザインもしっかりと再現されています。
さらに左フロントフェンダーの充電リッドもタンポ印刷で再現してあり手抜かりはありません。
因みに、この位置の充電リッドは先行リース車のみで、市販バージョンでは右側リアフェンダーに移されています。

サークルKサンクス特注トミカ04

そしてもうひつ、2台のトミカと同時にトミカタウンも特注していました。

●トミカタウン サークルKサンクス

2008年6月に発売された新規格のトミカタウンで、通常販売品の「セブンイレブン」をベースにしたものでした。付属のシールでサークルKかサンクスのどちらかを選ぶようになっていました。
当時定価は1980円(税別)でした。ベースのセブンイレブンが1800円(税別)なので、特注品で2店分のシールが付属している事を考えると、なかなかリーズナブルだと言えますね。

品 番 車 名
83-4-未いすゞエルフ配送車
89-4-未トヨタ プリウス プラグインハイブリッド
(スーパーバイザーカー)

当時サークルKサンクスといえば京商のミニカーのイメージが強く、ブラインドボックスでそこそこお値段も高かったのでトミカコレクターの私としてはなるべく近づかないようにしておりました(笑)
しかし、サークルKサンクスで特注トミカが出るとなると話は別です。意外と取り扱い店舗が少ないようで入手に苦労したとの話しも聞こえてきましたが、私は近所のサンクス(当地の本部らしい大きな店舗)で事前に予約が出来たので探し歩かなくて済みました。
その後、親会社の経営統合によりファミリーマートに商号変更されることとなりますが、今回ご紹介のトミカを最後にサークルKサンクスやファミリーマートの特注トミカは出ていません。やはりここは京商色が強大なんでしょうね。

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