ジャスコ二世代トミカ
2021年11月11日

ジャスコ二世代トミカ01

「ジャスコ 二世代トミカ シリーズ」は2010年7月から2011年1月にかけて3種類発売されました。
当時はイオングループが展開す る総合スーパーは「ジャスコ」を名乗っていたため、トミカもジャスコという名称を使用しています。2006年以降のシリーズはイオンともジャスコとも名 乗っていなかったのですが、突然ジャスコを冠してきました。これは2010年8月に名称を「イオン」に統一するとの報道発表があり、ジャスコの名前が消滅 する事に関係していたのかも知れませんね。トミカの発売は7月からでしたが、社内では既にその流れが大きく、最後にジャスコの名前を使いたかったと想像し ています。

さて、トミカは同じ車種の今と昔を並べて見るという企画で、2002年の「弐代倶楽部」や2004年の「トミカ親子2台セット」などと同じ意図でしょう。
トミカの大箱を2つ重ねた大きさの箱はトミカ40周年記念デザインとなっていました。40周年の記念商品との位置づけで、金属製のネームプレートが付属していました。
当時の定価は980円(税込)で、それまでのイオン特注シリーズの1台500円(税込)より若干安い価格設定となっています。

ジャスコ二世代トミカ02

●ジャスコ <二世代トミカ> 第1弾 Honda シビック 2台セット
2010年7月20日発売

◆Honda シビックGL
実車は1972年発売の初代シビックです。トミカは83-1「ホンダ シビックGL」をベースに、ボディカラーは実車にも設定されていた白色(カラー名不明)を再現したものでしょう。意外にもトミカで真っ白いシビックGLはこれだけです。

◆Honda シビック TYPE R
実車は2007年デビューのFD2型です。
トミカは54-9「Honda シビック TYPE R」をベースに、ボディカラーは実車のビビッドブルー・パールの再現でしょう。
青 色メタと言えば、2008年の大阪トミカ博で初登場した「イベントモデル★★ NO.02 Honda シビックTYPE R」が有ります。この2台は基本的に同じカラー(明暗は有りますが)ですが、いくつかの違いが確認されています。それはイベントモデルはリアスポイラーに 「TOMICA EVENT MODEL」のタンポ印刷が有るという事と、イベントモデルはホイールが白リングなのに対して、二世代トミカは銀リングだという事です。更に、イベントモ デルは中国製、二世代トミカはベトナム製と生産国が異なっています。

ジャスコ二世代トミカ03

青 色メタと言えば、2008年の大阪トミカ博で初登場した「イベントモデル★★ NO.02 Honda シビックTYPE R」が有ります。この2台は基本的に同じカラー(明暗は有りますが)ですが、いくつかの違いが確認されています。それはイベントモデルはリアスポイラーに 「TOMICA EVENT MODEL」のタンポ印刷が有るという事と、イベントモデルはホイールが白リングなのに対して、二世代トミカは銀リングだという事です。更に、イベントモ デルは中国製、二世代トミカはベトナム製と生産国が異なっています。

ジャスコ二世代トミカ04

●ジャスコ <二世代トミカ> 第2弾 日産スカイライン 2台セット
2010年9月18日発売

◆日産スカイライン2000GT-X
実車は1972年デビューのC110型で、ケンメリの愛称でお馴染みですね。
トミカは82-1「ニッサン スカイライン 2000GT-X」をベースに、ボディカラーは実車のホワイトの再現と思われます。メーカーオプションのサイドストライプが装備されているのがポイントですね。

◆日産スカイライン
実車は2006年発売のV36型スカイラインです。
トミカは113-2「日産スカイライン」をベースに、ボディカラーは実車のストラフィアブルーメタリックの再現でしょう。
実はこのトミカ、2007年9月頃より配布された「日産工場見学記念」と同仕様なんです。ただし工場見学は中国製、二世代トミカはベトナム製という違いがあります。
似たようなカラーに2011年3月発売の「スーパオートトミカビルであそぼう!ドライブカーセット2」に入っているスカイラインが有りますが、こちらは実車の「レイクショアブルーメタリック」の再現と思われます。

ジャスコ二世代トミカ05

実はこのトミカ、2007年9月頃より配布された「日産工場見学記念」と同じ仕様となっています。ただし工場見学は中国製、二世代トミカはベトナム製という違いがあります。
似たようなカラーに2011年3月発売の「スーパオートトミカビルであそぼう!ドライブカーセット2」に入っているスカイラインが有りますが、こちらは実車の「レイクショアブルーメタリック」の再現と思われます。

ジャスコ二世代トミカ06

●ジャスコ <二世代トミカ> 第3弾 トヨタ ランドクルーザー 2台セット
2011年1月1日発売
第1弾が7月、第2弾が9月ときたので、第3弾は11月かと思いましたが、かなり間をおいた2011年元旦の発売となりました。

◆トヨタ ランドクルーザー(40系)
実車は1960年に発売された40系ランドクルーザーです。
トミカは2-2「トヨタ ランドクルーザー」をベースに、ボディカラーは実車のホワイト/イエローの再現と思われます。40系でお馴染みの「からし色」ですが、正式なカラー名はイエローなんだそうです。

◆トヨタ ランドクルーザー(200系)
実車は2007年デビューの200系ランドクルーザーです。
トミカは5-5「トヨタランドクルーザー」をベースに、ボディカラーは実車のダークレッドマイカメタリックの再現でしょう。以外にも5-5のランクルで純粋なカラバリはこれだけでした。

二代トミカ品 番 車 名
シビック83-1-未Honda シビックGL
54-9-未Honda シビック TYPE R
スカイライン81-2-未日産スカイライン2000GT-X
113-2-未日産スカイライン
ランドクルーザー2-2-未トヨタ ランドクルーザー(40系)
5-5-未トヨタ ランドクルーザー(200系)

イオンでは2006年からのトミカシリーズは全て6種類だったので、二世代トミカシリーズも6回発売されるのかと思っていましたが、結果的に3回の発売しかありませんでした。1回に2種類なので3回で6種類といことなんでしょうかね。
と ころで二世代というと比較的近いものを想像しますが、このシリーズはどれも実車の販売された年代に30年ほどの差があります。こうなると親子といった方が しっくり来ますが、親子という名称は「トミカ親子2台セット」でトイザらスが発売した商品に使われていたので、あえて避けたのかも知れませんね。
この後はAEONチューニングカーシリーズが始まり、現在までも11年以上も続く(途中でチューニングカーという名称が取れましたが)巨大なシリーズとなって行くことになります。

トッ プに戻る