往年の懐かしいトミカをテーマ別に復刻した 「トミカミュージアムシリーズ」の第5弾「ギフト館」は2004年9月30日に発売されました。 テーマは「ギフト」という事ですから、かつてのギフトセットに詰め合わされていたトミカの復刻という事のようです。基本的にオリジナルと同じ仕様ですが、多少異なる部分もあります。もっとも大きな違いは生産国が中国になっている事でした。 全6種で当時の定価は各360円(税別)でした。
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●M-25 日産ブルーバードSSSクーペ 元ネタは1990年5月発売の「むかしの自動車セット」です。 このセットの箱の裏面には「サファリラリーで優勝した名車です」との記述が有りますが、何故かトミカは「RALLYE MONTE-CARLO(ラリー・モンテカルロ)」となってます(笑) ホイールはオリジナルが1Hなのに対して、こちらは10DNの黒いホイールになっています。
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●M-26 日産シルビア2000ZSE-X 元ネタは1980年9月発売の「トミカカートランスポーターセット」です。 シルビアにボンネットグラフィックを施したなんちゃってガゼール仕様です。 実車のオプションでボンネットグラフィックが設定されており、装着車がカタログの表紙になったりしていたので、ガゼールと言えばこのイメージという方も多いのではないでしょうか。もっとも、アメ車のファイアーバードあたりを真似たものだと思いますが(笑)
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●M-27 日産フェアレディ300ZX 元ネタは1984年8月の「トミカ グループCフェア」で登場したニッサン フェアレディZ(ペースカー仕様)です。 フェア物ですからギフトセットではないと思いますが、これの復刻は嬉しかった方も多かったのでは。 中国製になっているのにともない、パトライトが丸型になっています。
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●M-28 日産スカイライン2000ターボGT-ES 元ネタは1982年11月発売の「栄光のスカイラインセット」です。 オリジナルとの最大の違いは、サンルーフが埋められている事でしょう。
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●M-29 トヨタ2000GT 元ネタは1990年5月発売の「むかしの自動車セット」です。 スピードトライアルに使用された車両を模したカラーリングとなっています。 スピードトライアルは実車の発売前年の1966年10月に茨城県谷田部の自動車高速試験場で行われ、13のカテゴリーで記録を更新しています。 トミカは2002年に登場したリミテッド用の金型が使われている事がオリジナルとの大きな違いです。
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●M-30 トミカシェブロンBMW 元ネタは1978年9月発売の「レーシングキャリアセット」です。 実車は1978年〜1979年シーズンのフォーミュラ2(F2選手権)で長谷見昌弘選手がドライブしたトミカシェブロンB42・BMWで、トミカがスポンサードしていたため、早い段階でトミカ化される事となりました。 因みに「レーシングキャリアセット」と同仕様のものが単品でも販売されたと思われます。 オリジナルはシールやラベルが多用されていましたが、こちらはオールタンポとなっています。
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箱番号 | 品 番 |
車 名 |
M-25 | 1-1-40 | 日産ブルーバードSSSクーペ | M-26 | 6-3-24 | 日産シルビア2000ZSE-X | M-27 | 15-4-27 | 日産フェアレディ300ZX | M-28 | 20-3-30 | 日産スカイライン2000ターボGT-ES | M-29 | 5-1-未 | トヨタ2000GT | M-30 | F69-1-未 | トミカシェブロンBMW |
トミカミュージアム第4弾のレースカー館から3ヶ月での第5弾となりました。このシリーズでは異例の速さでの続編発売となりました。お手軽なプライスで魅力的なトミカが手に入る素晴らしいシリーズでしたが、第5弾で最後になってしまいました。 あれから17年ぶりの第7弾なんて絶対ないと思いますが、こういったコンセプトのトミカは、いつの時代もニーズが有るのではないでしょうか。
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