日産アトラス(F24 冷蔵車)
2021年07月22日

トミカ_アトラスF24a

2007年6月14日、日産自動車の小型トラック「アトラス」がフルモデルチェンジされました。この新型アトラスの発売にあたって日産自動車が販促グッズとしてトミカを特注しています。
当 初は新車の発売時に各地のディーラーで配布されたようですが、基本的にこのような販促グッズは各販売会社の判断でメーカーから購入する事が多いようで、こ のトミカを導入したディーラーはそれほど多くはなかったようです。さらにトラックという性質上ユーザーは限られており、乗用車の発表試乗会のようなイベン トが大々的に行われる事はないでしょう。そのため殆ど知られる事なくトミカが配布されていた事になります。
ところが、このトミカが某オークションサイトに出品された事によって、その存在が白日の下に晒られる事になりました。
そ の後、2007年10月28日〜30日に東京・お台場の東京ビッグサイトで開催された「2007東京トラックショー」でもこのトミカが配布されました。日 産ブースではアトラスF24をメインにした展示が行われており、アンケートに答える事でトミカを貰う事が出来ました。そこそこの数が配布されたようで、一 気に世の中に出回る事になります。

トミカ_アトラスF24b
トミカ_アトラスF24c

さて、肝心なトミカについて詳しく見て行きましょう。

●日産アトラス(F24 冷蔵車)
2007 年6月発売の新型アトラスの1.15〜2t積み車であるF24 冷蔵車のモデル化で、キャブは金型から新規に起こしたものでした。ボディカラーは実車のライトゴールドメタリックを再現したものでしょう。ヘッドライトが 銀色に、ウインカーがオレンジ色に、バンパー内のフォグライトが銀色に塗られていました。さらに、ドアノブとグリルが艶消しブラックに塗られ、グリルの中 には銀色の日産マークが再現されていました。
荷台部分は冷蔵庫を架装したものとなっており、こちらも新規に作られたプラ製の箱が取り付けられていました。
後部ドアが開閉可能で、左のサイドドアはモールドで再現されていました。前側上部には冷凍ユニットがモールドされており、その左右にはオレンジ色のマーカーランプが再現されていました。また右側側面には「ATLAS」の文字がグレー色で印刷されていました。

トミカ_アトラスF24d

箱はフルカラーで印刷された専用のもので、裏面には「非売品」と明記されていました。
箱には実車の写真が使われており、荷台部分は日本フ ルハーフ製の冷蔵室、冷凍ユニットは菱重コールドチェーン製と思われます。しかし、トミカの冷蔵室は架空の仕様のようで、冷凍ユニットはデンソー製をモデルにしたものと思われます。メーカーの特注品なのに箱絵とトミカが異なっているのはちょっと残念なところですね。

せっかくキャブも荷台も新規に起こされたトミカでしたが、この後の展開は今のところ2009年発売の「トミカくじXII お仕事トミカ大図鑑」で使われたのみでした。

トミカ_アトラスF24e

品 番 車 名特注元
SP-49-1日産アトラス(F24冷蔵車)日産自動車株式会社

私がこのトミカの存在を知ったのは2007年の9月頃だったと思います。日産自動車特注という事が判ったので、日産の担当セールス(当時実家が日 産ユーザーだった)に早速問い合わせてみました。しばらく音沙汰がなかったのですが、10月中旬に実家にこのトミカが届きました。
こちらのディー ラーではトミカを販促品として導入しておらず、色々骨折って取り寄せてくれたみたいでした(感謝)
そのせいでは有りませんが、未だに実家は日産ユーザーを続けてます(笑)
そう言えばあんまり音沙汰がないのでしびれを切らして某オクで高い買い物をしちゃったのは内緒です(爆)

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