郵便車コレクション3
ゆうパックリニューアル1周年記念限定版
2021年07月08日

郵便車コレクション3_名古屋市内版01
郵便車コレクション3_名古屋市内版02

名古屋地区(東海地区)では2004年から地域限定の郵便車セットを4回に渡って発売していますが、今回は 2005年に発売された「オリジナルトミカ 郵便車コレクション3」をご紹介したいと思います。

このセットには「ゆうパックリニューアル1周年記念限定版」というサブタイトルが付けられていました。 これは2004年10月1日に料金が従来の重量制からサイズ制になるなどの変更と共に、ロゴマークも一新されると言ったリニューアルから1年が経過したのを記念しての商品という位置づけでした。

郵便車コレクション3_名古屋市内版03

このトミカは通常のトミカとは異なり、郵便局に置いてある「オリジナルトミカ郵便車コレクション3」のチラ シについている振替用紙を使って申し込むと、トミカがゆうパックで送られて来るというシステムで、いわゆる「ふるさと小包」のようなものでした。チラシの 配布は名古屋市内の郵便局限定で、企画の受け持ち郵便局は名古屋高丘郵便局、発売元はTARGET10 カンパニーとなっていました。
2005年12月30日までの申し込み期間で、価格は消費税とゆうパック送料込みで2350円でした。
限定数が12000セットで、限定数に達した場合は受付が終了するとアナウンスされました。また発送は2004年10月上旬から順次行われました。

郵便車コレクション3_名古屋市内版04

● 日野プロフィアトレーラーコンテナ運搬車
これはロングシリーズ発売前なので「125-1 ヤンマー クールコンテナトレーラー」がベースではありません。2005年1月発売の「77-6 日野プロフィア」のトラクタ部に、かつてのロングトミカ「L-5-1 日野セミトレーラー40FT海上コンテナ運搬車」などに使われたいたトレーラー部及びコンテナ部を組み合わせたものとなっていました。
トラクタ部は赤色でエアディフレクターは白色になっていました。トレーラ部は赤色で、荷物のコンテナ部は白色となっていました。エアディフレクターとコン テナには新 しいゆうパックのロゴマークが印刷されていました。このトレーラーは「ゆうパックリニューアル1周年記念限定版」を謳うこのセットのメインディッシュと言 う事になりそうですね。
ところで、トレーラーのコンテナ部は黄ばみやすいようで、私の個体も見事に黄ばんでしまいました。
これは日焼けによるものとは異なり、プラスチックの添加物の化学変化によるもののようです。
特に暗い場所に長期保存していると起こりやすいようで、まさに私の個体は箱に入れたまま段ボール箱に入れて15年以上も経過していました(汗)

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● トヨタハイエース集配車
実車は2004年のモデルチェンジで登場した200系ハイエースで、郵便車としても同年より導入が始まったうです。
トミカは赤色ボディの集配車仕様で、これは実車にも有る仕様を再現したものとなります。意外にもこの型のトミカで、赤い集配車はこれだけなんですね。

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● スペースポスト号(車載型衛星通信地球局)
1998年4月に配備された災害時などに使われる移動衛星通信郵便局で、実車はいすゞフォワードでした。
被災地等で通信衛星を利用して、郵便業務や郵便貯金の払戻し、簡易保険業務などのサービスを行う車両です。2000年の北海道・有珠山噴火や2004年の 新潟中越地震などの他、各地で活躍しました。
トミカは実車のいすゞ フォワードより小型の三菱ふそう キャンターをベースとした42-4 衛星通信車ですが、j実車よりかなり短いながら、カラーリングなどが良く再現出来ているようです。

品 番 車 名 ベース車名
77-6-未
+ロング
日野プロフィアトレーラー 日野プロフィア
+ロングトミカ
48-7-3 トヨタハイエース集配車 トヨタハイエース多目的車
42-4-4 スペースポスト号 衛星通信車

このシリーズはゆうパックの送料込みなので、通常のギフトセット(当時のギフトセット「郵便車コレクショ ン」は4台詰め合わせで税別1440円) と比べると高く感じるかもしれません。しかし、通常の通信販売と比べても送料は割安だと思うので、特注品のギフトセットという内容からすれば、決して高く ないのではないでしょうか。
12000セットの限定でしたが、発売前の事前予約は好調とは言えなかったようで、10月の発売とほぼ同じ頃にはミニカーショップに流れていました。価格 は取次価格で2600円(税別)ですから、こちらは割高感が強かったのではないでしょうか。

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