トミカWチャンスプレゼント
2021年07月01日

トミカWチャンスプレゼント01

1986(昭和61)年の夏に「トミカWチャンスプレゼント」という販促キャンペーンが行われました。
これは1986年7月に行われたキャンペーンで「この夏、トミカコレクターのあなたに贈る2つのすてきなプレゼント…」というものでした。

ひとつ目はクイズに答えると正解者の中から抽選で50名に「オムニボットMKII」をプレゼントしするというものでした。
「オ ムニボットMKII」とは当時としてもハイテクなホームロボットで、音声を認識はもちろん、自分でプログラムして動作させる事が出来たりするというもので した。当時の定価は44800円と玩具としてはかなり高額なものでしたが、これをなんと50名にもプレゼント! 総額224万円という太っ腹な企画でし た。
因みにクイズは「トミーの永遠のベストセラーミニカーは〇〇〇です。 ※〇にあてはまるコトバを記入して下さい。」というものでした(笑)

トミカWチャンスプレゼント04

ふたつ目は対象店舗でトミカを10台買うと、各店先着20名にスペシャルトミカがプレゼントされるというものでした。
具体的には「トミカWチャンスプレゼント」のポスターが貼ってあるお店で、トミカを購入するとスタンプカードが貰えました。トミカを1台買うごとにスタンプが1個押印され、10個貯まるとスペシャルトミカが貰えるというものでした。

トミカWチャンスプレゼント02
トミカWチャンスプレゼント03

景品のトミカは「スカイラン 2000GTターボ トミカ P' スカイライン仕様」でした。
長谷見昌弘選手と舘善泰選手のドライブで1986年シーズンのグループAに参戦していたゼッケン50 トミカ P' スカイラインをモデル化したものでした。ただし実車は後期型のいわゆる鉄仮面でしたが、トミカは前期型のグリルでした。
ボディには実車にかなり忠実なタンポ印刷が施されていましたが、一部添付ラベルを貼って仕上げるようになっていました。
また、トミカにはサンルーフが有りますが、レース参戦マシンにはこれがないので、ラベルを貼って隠してしるのはご愛嬌(笑)
箱は白箱に黒の単色で文字のみが印刷されたシンプルなものでした。

品 番 車 名ベース車名グリル
20-4-17スカイラン 2000GTターボ
トミカ P'スカイライン仕様
日産スカイライン
2000ターボGT-ES
ホワイト
20-4-43アイボリー

対象店舗は全国の百貨店やおもちゃ屋さんですが、何店くらい有ったのかは判りません。ただ当時はまだおもちゃ屋さんも沢山あったので、各店20台 だとかなりの数が配布されたのではないでしょうか。この手の販促非売品としてはあまり人気がないのか、今では比較的安価で入手出来るようです。実車がレー スで結果を残せなかった事も関係しているのかも知れませんね。
ミニカーマガジンに掲載されていたバリエーションライブラリーによると、2000年代になってフロントグリルがアイボリーのモデルが追加確認されています。写真を見るとプラ部品の焼けのようにも見えますが果たして…
時間が経過したモデルの判定は難しい部分も多いかも知れませんね。

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