エース技研
2020年12月10日

エース技研特注トミカ00

エース技研は大阪府堺市に本社を置く産業用機械の開発・製造・販売を行う企業です。
主力商品は液体定量吐出バルブ「バルペッド」で、このバルブを核とした各種装置を手掛けています。
自動車部品の製造には数多くの接着剤・シール剤・グリスが使用されおり、これらの塗布工程で同社の製品が活躍しているんだそうです。

そんなエース技研が創業50周年を記念してトミカを特注しました。
エース技研特注トミカは2020年8月1日に登場しました。同社のwebサイトによると「次代を担う子供達に車に興味を持って欲しいという願いからオリジナルトミカの製作を決めた」との記述が有りました。

エース技研特注トミカ01

●Ace Giken N1 Roadster
 (2019 OKAYAMA チャレンジカップ)
 N1ロードスター NDクラス 初代シリーズチャンピオン


岡山県美作市の「岡山国際サーキット」で開催された「チャレンジカップレース N1 ロードスター」の2019年シーズンのNDクラスに出場した45号車のモデル化でした。
45号車はエース技研がスポンサードするマシンで、2019年シーズンの全5戦に出走、戦績は下表の通りで2019シーズンのウィナーとなりました。

ラウンド 開催日 成 績ドライバー
Rd.12019/02/24NDクラス1位中村 輝 
Rd.2
2H耐久
2019/03/31NDクラス2位中村 輝
村上博幸
Rd.32019/06/30NDクラス2位中村 輝 
Rd.4
2H耐久
2019/10/20NDクラス3位中村 輝
杉野治彦 
Rd.52019/12/01NDクラス2位中村 輝 

エース技研特注トミカ02
エース技研特注トミカ03

トミカはこの45号車をタンポとシールでかなりの正確さで再現しているようで、なかなかの出来栄えといえましょう。近年この手のレースカーの特注は殆ど見られませんので、そう言う意味でも貴重な1台ではないでしょうか。

ネット上でこのトミカの存在を知り、どうしたら買えるのかと思っていましたが、同社のwebサイトに8月31日付けで『今回のオリジナルトミカは「非売品」とさせて頂いておりまして、大変申し訳御座いませんが、販売の予定は御座いません。』との通達が!
これはエース技研とは何の繋がりもない私には入手の術がないという事です(汗)
結局某フリマアプリでの購入となりましたがかなりの出費となってしまいました(滝汗)
非売品と言いながら、有る所には有るもので、同じ方が複数台出品されていたり…
エース技研のトミカ製作の趣旨からすれば、転売はどうなのかなとも思いますが、それを買った私も製作の趣旨から外れているのは同じですね(笑)

品 番 品 名 ベース車名
26-8-未Ace Giken N1 Roadster
(2019 OKAYAMA チャレンジカップ)
N1 ロードスター NDクラス
初代シリーズチャンピオン
マツダ ロードスター

ところで、エーズ技研では2014年よりレースのスポンサードをしているようで、モータースポーツとは関りが深い会社のようです。自動車部品製造 にも関係する企業ではありますが、それ以外の電気や建築などの分野においても広く同社の製品が使われており、特に自動車関連の会社と言う訳ではなさそ うです。
それでは何故モータースポーツなのか?
実は同社の社長である中村輝氏はレーシングドライバーの肩書を併せ持つ方で、トミカになった45号車も氏のドライブによってシーズン優勝を果たしました。こんな経緯によってトミカが作られたんですね。

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