トミカ30周年 トミカくじ
2020年05月07日
 
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トミカくじ1b

1970年の発売から30周年を迎えた2000年、春のミニトミカ博や夏の大トミカ博で大いに盛り上がりを見せましたが、秋以降も沢山の記念商品が発売されました。
そんな中のひとつが2000年12月に発売された「トミカくじ」でした。「めずらしいトミカが20種類!」と銘打ったワクワク感たっぷりの楽しい商品で、発売時期からしてお正月向け商品との位置づけだったと思われます。

大きなボックスの中にトミカが20台仕込まれており、好きな所の紙を破って中のトミカを取り出すという、昔懐かしい「チャンスボックス」型のくじとなっていました。
紙を破って最初に登場するのは、ビニール袋でパッケージされたトミカの箱です。この箱は通常のトミカと同じサイズ(大箱も有り)ながら、引き上げるための持ち手が付いているという親切設計! でもここではまだ車種は判りません。
上から見える箱は同じデザインです。まだまだワクワク感が続きます。
ビニールを破って箱を開封して、ようやくトミカとご対面!
これだけ凝った作りながら定価は350円(税別)と、当時の通常品の360円(税別)より10円安いという価格設定、とてもお買い得感の高いものとなっていまいした。
実は箱の下面(持ち手の反対側)には1〜20の番号が振られており、この番号で中身が判るのですが、何番が何かは判らないのと、箱を破らないとこの番号は見られないので、結局この番号は不要でしたね(笑)
と言いながら、その箱の番号順に中身を紹介して行きましょう。

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1、ホンダ シティ ターボII
ホンダダイレクトマーケティング特注で紺メタのモデルが有りますが、こちらはソリッドの紺色となっていました。

2、いすゞ エルフFF マイパック バックホー
紫ボディのピンクのバックホーと派手なカラーリングでした。

3、ニッサンスカイライン 2000ターボGT-E・S
鉄仮面ではお馴染みの赤/黒のツートンですが、ボンネットは白地に30周年記念マークがあしらわれていました。

4、ピザ宅配バイク
通常品として1998年までラインナップされていたので、当時としてはあまり珍しくはなかったでしょうが、紫色のシャーシーは新鮮でした。

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5、富士重工 スバル360
実車ではポピュラーだったペールオレンジ(昔は肌色と言いました)のボディカラーですが、意外にも通常品でこの色はラインアップされませんでした。

6、ニッサンスカイライン2000GT-X
派手な山吹色のボディで、白いボンネットには30周年記念マークが印刷されていました。実車には無いカラーですね。

7、三菱パジェロ メタルトップ
銀メタ/黒のツートンのカラバリでしたが、1999年9月まで通常品にラインアップされていたので、当時としてはハズレ感が有ったかも知れませんね。因みに箱は大箱でした。

8、D51形蒸気機関車
緑色という有り得ないカラーもトミカらしいのかも知れません(笑)
直近では2000年1月の「いろんなのりものセット」にも使われていたので、珍しさと言う点ではそうでもなかったかも知れません。

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9、ニッサン フェアレディZ432
クジですから当たりハズレが有る訳でして、メーカーとしては当たりに分類されていたと思われるのが、この金メッキのフェアレディZ432でした。
ルーフに小さく「2001」の文字が青色で印刷されていますが、やはり2001年のお正月に向けた商品だった事を伺わせます。

10、さんふらわあ
金型自体は「さんふらわあ」ですが、特徴的な水平線から昇る太陽の絵柄は有りません。こちらも2000年1月の「いろんなのりものセット」に含まれていたので、珍しさはいまひとつだったかも知れません。

11、ニッサン グロリアバン
グロリアバン自体は2000年4月の「アニバーサリー24」や2000年9月の「アニバーサリー24II」に含まれていましたが、道路公団は初めただったので、嬉しいバリエーションとなりました。

12、ホンダ S800M
鮮やかな紺色ボディの白色ボンネットには30周年記念マークが印刷されていました。S800自体は絶版後もホンダダイレクトマーケティングの特注品など出されていたので、珍しさは薄いと思いますが、30周年の記念品としては面白いと思います。

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13、マツダ サバンナRX-7 レーシング
ゲームセンター用のアミューズメントトミカで国内では初復刻を果たしたRX-7 レーシングですが、トミカくじではブラックボディの精悍なデザインでの登場です。
2009年に同デザインでトミカ博のゲームの参加賞として再復刻されましたが、それだけ人気が高かったという事でしょうか。

14、東急化学消防車
2000年4月の「アニバーサリー24I」で初復刻されましたが、続いてトミカくじでは各部の仕様は異なりますがオリジナルと同じ「航空局3」仕様での登場でした。
24台セットに手を出せないコレクターには朗報でしたが、やはりクジ形式はネックになったかも知れませんね。

15、ふそう ウイングルーフトラック
2000年9月の「アニバーサリー24II」で国内では初めて復刻されましたが、続いてのトミカくじでは野菜運搬車仕様での登場でした。

16、ニッサン シルエイティ
1999年に発売されたコミックトミカVol.4「頭文字D バトルスペシャルセット」で初登場したシルエイティですが、単品としては初めての登場です。
銀メッキ仕様=当たり仕様という位置づけでしょうか。
これもクジですから、純粋な単品とは言えないかも知れませんが(汗)

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17、ニッサン セドリック
Y31セドリックでは初のファイアーチーフ仕様。
Y31は当時8-4 タクシー仕様が販売中でしたが、消防庁仕様は新鮮でした。

18、川崎 バートルKV107-II
2000年1月の「いろんなのりものセット」で白/黄に日の丸のカラーで初復刻jされましたが、くじでは白/紺に日の丸というカラバリでの登場でした。

19、ダイハツ ミゼット
ミゼットは絶版後も特注品などで頻繁に使われていますが、安価で手に入るものとしては久しぶりかも知れません。水色ボディに紫色の幌は奇抜な組み合わせのように思いますが、意外と似合ってますね。

20、ニッサン シルビア2000ZSE-X
2000年9月の「アニバーサリー24II」で初復刻されましたが、続いてのトミカくじでは水色ボディでの登場でした。
2008年に同デザインでトミカ博のゲームの参加賞として再復刻されましたが、こちらはそれほど人気が無かったような(笑)

箱番号 品 番 車 名
1 54-5-23 ホンダ シティ ターボII
264-2-未いすゞ エルフFF マイパック バックホー
320-4-47ニッサンスカイライン 2000ターボGT-E・S
482-2-未ピザ宅配バイク
521-4-78富士重工 スバル360
682-1-未ニッサンスカイライン2000GT-X
730-5-11三菱パジェロ メタルトップ
8104-1-未D51形蒸気機関車
96-1-42ニッサン フェアレディZ432
1013-2-9さんふらわあ
1177-2-未ニッサン グロリアバン
1223-2-59ホンダ S800M
1374-3-未マツダ サバンナRX-7 レーシング
1494-1-未東急化学消防車
1576-3-未ふそう ウイングルーフトラック
16SP-12-未ニッサン シルエイティ
1713-6-14ニッサン セドリック
1819-2-15川崎 バートルKV107-II
1962-5-未ダイハツ ミゼット
206-3-20 ニッサン シルビア2000ZSE-X

何ともワクワク感の有る「トミカくじ」の登場は30周年記念商品のなかでもエポックメーキングだったと言えましょう。
その後「トミカくじ」は定番ともいえる地位を確立し、10〜20種類のくじとして毎年のように発売が続き、最新版は2018年3月の「トミカくじ22 ファイヤーファイターコレクション」まで続いています。
ただ残念な事に第10弾の「トミカくじX ミニクーパーセレクション」以降は
紙を破ってくじを引く「チャンスボックス」形式ではなくなってしまった事でしょう。
単なるブラインドボックスとなってしまった「トミカくじ」はワクワク感は半減してしまったような気がしますが、反面中身の判別が出来ろ可能性が出来た事と収納に場所を取らないことは良い点かも知れません。
そしてもうひとつ残念な事は、安価ではなくなったという事でしょう。
ところで、今回のトミカくじを改めて見て気が付いたのですが、トヨタ車が1台もないという事。ちょっと不思議な感じがしますが、偶然なのか、何か理由が有るのか? 謎です!

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