2000年に誕生30周年を迎えたトミカですが、4月からは記念商品の発売が始まりました。 多数の記念商品が発売されましたが、中でも目玉とも言えるのが「30周年復刻トミカ」ではないでしょうか。 6月には第1弾、10月には第2弾、そして2001年2月には30周年の最後を飾る記念商品として第3弾が発売されました。 初期の黒箱を復刻したうえ、価格も1970年の発売当時の180円(税別)となっていたのは第1弾、2弾と同様でした。 品薄だった第1弾の反省からか、第3弾は十分な数が出荷されたようです。
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●クラウン スーパーデラックス
1970年8月に発売されたクラウンを忠実に復刻していました。 ボディカラー・シート色とも当時のままですが、オリジナルとの相違点はホイールが白い1HWで有る事、裏板がハメコミではなくカシメになっている事、そして中国製になっている事でした。
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●富士重工 スバル360
1983年に発売さたスバル360の復刻モデルですが、カラーリングは黒ルーフ/黄緑ボディに赤シートと言うオリジナルには無い独自のものとなっていました。ホイールは白い1HWで中国製です。 黄緑色のボディに赤シートと言うモデルは1983年の「てんとう虫フェア」で登場しましたが、こちらはルーフが白色でした。
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●三菱ふそう 東名高速バス
1973年発売の東名高速バスの復刻モデルです。 オ
リジナルは白色/紺色のツートンカラーでしたが、こちらの紺色はメタリックとなり、更に下部は銀色に塗られています。シートもオリジナルの赤に対してグ
レー、ウインドウもクリアに対してモスとなっています。サイドのJNRマークも銀色地の抜き文字タンポとなっているなど、オリジナルとは全くの別物となっ
ています。 ホイールは白い1HWで中国製となっていました。
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●ニッサン フェアレディ240ZG
1974年に発売されたフェアレディ240ZGの復刻モデルです。 オリジナルの青系は水色ボディ/赤シートですが、復刻版は青ボディ/黒シートとなっています。 箱絵も当時とは異なる水色の240Zが描かれています。 ホイールは白い11FWで中国製となっていました。
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●ニッサン スカイライン2000GT-X
1974年発売のスカイライン(ケンメリ)の復刻モデルです。 当時の通常品には無いシルバーボディですが、箱絵のカラーを再現したと言う事でしょうか。 フロントグリルはGT-X用でホイールも白い1HW、ところがオーバーフェンダーは黒く塗られており、GT-XとGT-Rのあいのこのような、中途半端な感じになっています。 生産国は中国となっていました。
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●トヨタクラウンタクシー
1976
年発売のMS80系のクラウンタクシーの復刻ですが、当時には無いカラーリングでの登場となりました。28-1や28-2のクラウンタクシーでお馴染みの
山吹/オレンジのツートンカラーに白シートと言う仕様は、今まで無かったのが不思議なくらいですね。箱絵も当時とは異なり、中身に合わせたものに変えられ
ていました。 ホイールは白い1HWで中国製となっていました。
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品番 |
商 品 名 |
ボディ | シート |
3-1-18 | クラウン スーパーデラックス | アイボリー | 赤 | 21-4-79 | 富士重工 スバル360 | 黒/黄緑 | 赤 |
41-1-10 |
三菱ふそう 東名高速バス |
白/メタ紺/銀 | 灰 |
58-1-未 | ニッサン フェアレディ240ZG | 青 | 黒 | 82-1-未 | ニッサン スカイラインGT-X | メタシルバー | 黒 | 110-1-未 | トヨタ クラウンタクシー | 山吹/オレンジ | 白 |
30
周年復刻トミカ第3弾は、オリジナルとは異なったカラーを纏ったものが多く、単純な復刻ではない路線となりました。これはこれで面白いですが、その方向性
は賛否両論あったように記憶します。車種選択を含めて、ややインパクトに欠けると言う事も有りますが、第2弾までと比べると人気もイマイチだったようで、
車種によってはしばらく売れ残っていました。30周年フィーバーも少し収まった時期だった事も有るのかも知れませんね。 それにしてもこのシリーズ、180円という価格のインパクトは高かった事は確かですね。 50周年を迎える2020年、是非ともファンにやさしい価格で度肝を抜いて欲しいものです(^-^)
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