イオン 捜査用パトカーコレクション
2020年03月05日
 
イオン捜査用パトカーコレクション01

大手スーパーのイオンは、2000年から積極的に特注トミカを発売しています。
当初は配送車やショッピングバスなどを不定期に発売していましたが、2003年からはテーマに沿ったトミカを定期的に発売するようになりました。

今回はシリーズ物の第5弾となる「捜査用パトカーコレクション」を取り上げて見たいと思います。
「捜査用パトカーコレクション」は2008年6月から2009年3月にかけて6回に渡って発売されました。前回までの20日のお客様感謝デーの発売ではなく、当初は第4土曜日、10月からは第3土曜日の発売となりました。
2006年の「カローラーシリーズ」を踏襲するブルー基調の箱が使われましたが、相変わらずどこにも「イオン」の名前は書かれていませんでした。
当時の定価は各500円(税込)でした。

イオン捜査用パトカーコレクション02

2008年6月28日発売
●第1弾 トヨタ クラウン

実車は2003年に登場した12代目クラウンで、通称「ゼロクラウン」でお馴染みの車両です。トミカでは32-7 トヨタ クラウンとして
2004年7月に発売されました。この金型を用いて白ボディの覆面仕様に仕立てたのが今回のトミカです。
通常品と比べるとフロント及びリアウインドウの窓枠が黒く塗られていたり、フロントグリルの縁が銀色に塗られていたり、ナンバープレートが印刷されていたりと、ディティールアップが図られています。
更に、パトカーの装備として、フロントナンバープレートの両サイドに赤色補助灯が印刷で再現、助手席側ルーフには赤色回転灯が装着されています。
交通機動隊の赤色灯はルーフ中央に付いている
反転式が普通だと思いますが、助手席側サイドに赤色灯が有るこのトミカは、交通取り締まり以外の用途に使われる車両なんでしょうね。捜査用パトカーとの事ですから当然ですね(笑)

イオン捜査用パトカーコレクション03

2008年8月23日発売
●第2弾 マツダ アテンザ

16-4 アテンザをベースにした覆面仕様のパトカーです。実車にも覆面パトカー仕様も存在するようですが、トミカの「アテンザ スポーツ(5ドアハッチバック)」ではなく、アテンザ セダン(4ドア)をベースにしていました。
トミカには4ドアセダンが無いので、5ドアハッチバックで再現となりましたが、フォルムはそれほど変わらないので、違和感なく仕上がっていますね。
通常品と比べると、前後ナンバープレートの再現をはじめ、リアコンビネーションランプやエンブレム類を細かく印刷するなど、ディティールアップが図られています。
また、こちらも助手席側ルーフに赤色回転灯が装着されています。
当時、このアテンザはあまり人気がなかったようで、結構売れ残っている店舗も有ったようですが、バリエーションの少ないアテンザとしては、とても嬉しいモデルだったと思います。

イオン捜査用パトカーコレクション04

2008年10月18日発売
●第3弾 トヨタ ハイエース


当初10月25日発売と予告されていましたが、1週間前倒しで発売になったようです。
トミカは48-7「トヨタ ハイエース 多目的車」をベースに、メタリックシルバーボディの覆面仕様に仕立てたものです。ルーフには
赤色回転灯が2個載せされていますが、ハールーフなので載せるのが大変そうですね(笑)
通常品と比べると、前後ナンバープレートの再現、フロントとサイドの窓枠の黒塗り、スライドドアの小窓を印刷で再現など、ディティールアップされています。
警察車両の200系ハイエースと言えば、廉価グレードの黒バンパーが普通ですが、こちらはカラードバンパーが奢られています。実車でも僅かにカラードバンパー仕様の覆面が存在するようで、警備などの用途に使われてるようです。


イオン捜査用パトカーコレクション05

2008年12月20日発売
第4弾 日産 スカイライン

8-5 日産スカイライン(V35)をベースにした覆面パトカー仕様です。黒色ボディの助手席側ルーフには、赤色回転灯が載せられています。
通常品はナンバープレート位置にSKYLINEの文字が印刷されていましたが、こちらは白地に2008の黒色文字が印刷されています。
また、フロントサイドウインカーがオレンジ色に着色されています。
第3弾までと比べるとディティールアップは僅かなのが残念ですが、黒色ボディなのであまり手を入れられなかったんでしょうか?

イオン捜査用パトカーコレクション06

2009年1月17日発売
第5弾 スバル レガシィ

18-5「スバル レガシィ ツーリングワゴン」をベースにした覆面パトカーです。
「緊急車両!現場に急行せよ!」セットにシルバーの「捜査用車」が入っていますが、基本的にこれのカラーバリエーションになります。
ドアのプロテクションモールが追加される反面、ボンネットのダクトの内側の黒塗りが省略されています。
金型の形状でナンバープレートの再現も出来なかったようですが、手抜き感は否めませんね。


イオン捜査用パトカーコレクション07

2009年3月21日発売
第6弾 日産 エクストレイル

75-8「日産 エクストレイル」をベースにした覆面パトカー仕様です。
黒色ボディの
助手席側ルーフには、赤色回転灯が載せられています。
仕上げは通常品に準ずるものしかなく、単なるカラーバリエーションに
赤色回転灯を載せただけになってしまっています。
ボディが黒色なのでルーフレールやフェンダーアーチの黒塗りも殆ど目立たないので、なおさら仕上げが悪く見えてしまいますね。
ここは別のボディカラーでも良かったのかも知れませんね。


品番 商 品 名 発売日
132-7-未トヨタ クラウン2008/06/28
216-4-未マツダ アテンザ2008/08/23
348-7-未 トヨタ ハイエース 2008/10/18
48-5-未日産 スカイライン2008/12/20
518-5‐未スバル レガシィ2009/01/17
675-8-未 日産 エクストレイル2009/03/21

このシリーズ、2008年発売の4台はそれなりにディティールアップされて良い仕上がりを見せていましたが、2009年発売の2台は残念ながら手抜き感の有るものとなっていました。
特注品で500円(税込)だと思うと、頑張っているようにも思いますが、やはり途中から仕上がりが悪くなると目についてしまいますね。
あと2台、もうちょっと頑張って欲しかったところです。

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