MBS大型ハイビジョン中継車
2019年12月12日
 
トミカMBS大型ハイビジョン中継車01

今回のアラカルトは2007年に発売されたMBS大型ハイビジョン中継車です。
2007年7月28日〜8月5日に大阪城公園一帯で開催された毎日放送(MBS)テレビ・ラジオの夏まつり「オーサカキング」の会場で販売されました。
これに先立ち、同年4月27日〜5月6日に開催された「トミカ博 in OSAKA」で先行予約を受け付けており、オーサカキングに合わせるように7月末頃から送付が始まりました。
オー サカキングの会場でしか買えないと言ったニュアンスの告知がなされていましたが、7月末からは梅田のMBSグッズショップでも販売されていたとの情報も有 りました。オーサカキングでしか買えないとの情報に振り回されたコレクターも多かったと思われますが、最終的にはトミカショップでも販売されました。トミ カショップで売るなら早く言って欲しかったところですが、何はともあれ関西圏以外のコレクターには朗報となりました。当時の定価は1000円(税込)でし た。


トミカMBS大型ハイビジョン中継車02

トミカはこの年の9月に発売されたいすゞギガダンプカーのキャビンとシャーシーを使った物となっており、荷台部分が専用に作られていました。
だたしMBSの方が1ヶ月半ほど早いデビューですから、その事が判るのは後になってからでした。
何れにしても通常品にはない仕様なので、SPモデルに分類される事になります。
車体にはMBSのマスコットキャラクターである「らいよんチャン」が大きく描かれています。因みに、らいよんチャンは「ライオン」と「4チャンネル」をくっつけて命名された名前だそうです。
白い車体に「らいよんチャン」などがオレンジ一色でタンポ印刷されたシンプルなデザインとなっていますが、これは同年5月にMBSが配備した実車を忠実に再現したものとなっています。

トミカMBS大型ハイビジョン中継車03

実車は車体右側の製作室が1m程拡幅する構造になっていますが、トミカでもそれを再現するギミックが備わっているのは特筆に値する事でしょう。
可動部分と荷台のチリが非常に小さく、ここが拡幅する事を見逃してしまう程の出来具合も素晴らしいですね。
更に、実車と同様に拡幅して出て来る壁に「らいよんチャン」が覗いている絵柄が印刷されているのも芸が細かい!


品 番 車  名 特注元
SP-43-1いすゞギガ 大型ハイビジョン中継車毎日放送(MBS)

一見シンプルながら、よく見るとなかなか良く出来ているハイビジョン中継車、この後色々と使い回されるのかと思いましたが、結局この1台だけの特別な仕様となったようです。
そう思うと、なかなか贅沢な特注品ですね。


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