トミカミュージアム スーパーカー館
2019年11月21日

トミカミュージアム スーパーカー館08

往年の懐かしいトミカをテーマ別に復刻した「トミカミュージアムシリーズ」の第3弾となる「トミカミュージアム スーパーカー館」は2003年11月20日に発売されました。
テーマは「スーパーカー」という事ですから、かつてのスーパーカーブームで脚光を浴びた車両をピックアップしたものとなっていました。
今回はオリジナルとは微妙に仕様が異なるものや、オリジナルには無いカラーリングを施されたものが登場しました。
全6種で当時の定価は各360円(税別)でした。
写真はそれぞれ左がトミカミュージアム、右が当時のトミカですが、元になった仕様が存在しないものや持っていないものは、異なった仕様で代用しています。


トミカミュージアム スーパーカー館09

●M-13 ポルシェ930ターボ
オリジナルは1979年7月〜2002年12月までラインアップされていました。
1979年〜1988年まではF1-2、1988年〜2002年までは81-2と品番を変えて23年もの長期に渡ってラインアップされていました。
930ターボ自体はトミカミュージアム発売の1年程前までラインアップされていたので、新味には欠けると思いますが、シルバーのカラーリングは80年代中頃以来となり、およそ20年ぶりの復活となりました。
オリジナルにかなり忠実な仕様となっていますが、ボンネットのエンブレムがタンポ印刷されているのが目をひきます。

トミカミュージアム スーパーカー館10

●M-14 ランボルギーニ カウンタック LP500S
オリジナルは1978年4月〜1982年、1987年〜1995年1月までラインナップされていました。
1978年〜1982年まではF50-1、1987年〜1988年まではF12-3、1988年〜1995年までは92-2と、5年の空白と3度の品番変更を受けながらトータル12年に渡って販売されました。
スーパーカー館のカウンタックはF12以降のオーバーフェンダー仕様のボディで、明るい青のカラーリングとなっています。
オーバーフェンダー仕様でありながら金色のノーマルホイールを履いていますので、初期のF50を再現しようとしているのでしょうか?
しかしながら、オリジナルモデルにはこのカラーは存在しなようで、比較モデルは50-1の黒いモデルです。

トミカミュージアム スーパーカー館11

●M-15 ランボルギーニ ミウラSV
オリジナルは1977年11月〜1988年までF40-1としてラインナップされていました。
黄色のミウラは当時通常品でラインナップされた時期が有りましたが、サイド下部に「Lamborghini」の文字が印刷されており、スーパーカー館とは微妙に仕様が異なっています。
残念ながら当時の黄色いミウラを所有していないので、赤のミウラ君に出演して貰いました(笑)


トミカミュージアム スーパーカー館12

●M-16 ロータス エスプリ
オリジナルは1979年7月〜1988年までF24-2としてラインナップされていました。
スーパーカー館のエスプリは、中国製で有る事以外は、ほぼ当時の佇まいを忠実に再現していますが、ウインカーの着色など一部デティールアップが図られています。


トミカミュージアム スーパーカー館13

●M-17 ロータス ヨーロッパ スペシャル
オリジナルは1977年7月〜1981年12月までF25-1としてラインナップされていました。
白/金のボディは当時と同じ仕様を再現していますが、ボディ各所に金色のラインで装飾が入れられており、オリジナルには無い仕様となっています。


トミカミュージアム スーパーカー館14

●M-18 デトマソ パンテーラGTS
オリジナルは1978年7月〜1982年までF55-1としてラインナップされていました。
銀/黒のボディは当時と同じ仕様を再現していますが、ボディ下部の塗り分けやサイドの文字等がオリジナルとは異なっています。また、シート色が異なるのも大きな違いですね。


箱番号 品番車  名オリジナル販売期間
M-1381-2-未ポルシェ930ターボ1979.7〜2002.12
M-1492-2-未ランボルギーニ
カウンタックLP500S
1978.4〜1982
1987〜1995.1
M-15F40-1-未ランボルギー ミウラSV1977.11〜1988
M-16F24-2-未ロータス エスプリ1979.7〜1988
M-17F25-2-未ロータス ヨーロッパ スペシャル1977.7〜1981.12
M-18F55-1-未デトマソ パンテーラGTS1978.7〜1982

トミカミュージアム第2弾の公用車館が発売されたのが2003年6月19日でしたから、5ヶ月ぶりの第3弾となりました。
第1弾が緊急車館、第2弾が公用車館と働く車系が続きましたが、第3弾は待望のスポーツカー系となりました。
因みにスーパーカー館の6台は、
全て裏板のコピーライトが2003となっています。
刻印以外の変更はなさそうですが、復刻にあたって
本格的に金型の整備をしたって事なんでしょうね。

ところでスパーカーと言えば必須とも言えるフェラーリが入っていなのは非常に残念でした。
この時期トミーはフェラーリの版権を持っておらず、過去の金型は有れど、復刻は叶わなかったとい事なんでしょう。


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