夕やけ小やけ号
2019年07月18日

夕やけ小やけ号01

「夕やけ小やけ号」は西東京バスが1982年〜2007年まで運行していたボンネットバスによる季節運行の路線バスです。
同社の創立20周年を記念して長野県の伊那バスから1967(昭和42)年式のいすゞBDX-50を譲り受け、1982年9月26日から運行を開始しました。
春(4月上旬頃〜5月)と秋(9月下旬頃から11月中旬頃)のハイキングシーズンに、土日祝日限定で京王八王子駅〜陣馬高原下の区間およそ19.2kmを45分ほどで結んでいました。
そんな「夕やけ小やけ号」がトミカになって登場しました。

夕やけ小やけ号02

トミカは2001年1月27日に発売されました。
西東京バスの営業所や車内、全国の有名ミニカーショップ、トヨタ博物館などで販売されたようです。
10000台限定で当時の定価は1,000円(税別)だったようです。

6-2 いすゞボンネットバスをベースに、「夕やけ小やけ号」のカラーリングが再現されていましたが、トミカの金型は実車より古いBX系なので、残念ながらやや雰囲気が異なったものでした。
更に実車とはリアデザインもかなり異なるので、なんちゃって「夕やけ小やけ号」になっていますが、これは仕方がない所ですね(笑)

夕やけ小やけ号03

箱はシンプルな1色刷りで、裏面には「夕やけ小やけ号」の説明が書かれています。バーコードや材質表示、製造会社名などの記載は一切有りません。

品番 車名 ベース車名
6-2-43夕やけ小やけ号いすゞ ボンネットバス

因みに、童謡「夕焼け小焼け」の作詞者中村雨紅の生家である宮尾神社がバスのルート上に有る(夕焼小焼バス停)事から、「夕やけ小やけ号」と名付けられたんだそうです。
「夕やけ小やけ号」は2007年5月6日に残念ながら定期運行を終了しました。その後、2009年に八王子市に寄贈され、同年11月3日より市が運営する「夕やけ小やけふれあいの里」で大切に静態保存されています。


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