●マルゼンテクニカ東名サニー 1970年1月に発売された2代目B110型サニークーペは、1.2リッターOHVのA12型エンジンを搭載していました。OHVなので常識的には高回転は望めな
いとの理由も有ったと思いますが、当初日産自動車はレース参戦の意思は無かったようで、レース用のパーツなどは一切供給していませんでした。そのサニーに
東名自動車が独自にエンジンと車体にチューニングを施した車両で、同年11月に開催された全日本富士ストックカー200マイルレース」に出場しました。鈴木誠一
氏のドライブでデビュー戦にしていきなり優勝を勝ち取り、サニーのポテンシャルを世に知らしめる事になります。圧倒的に優勢と思われたワークスカローラ
を蹴散らしての優勝は、日産自動車をも多いに慌てさせて事でしょう。 トミカは1971年5月30日に開催された「トランスニッポンクーペシリーズ(トランスニクス)第3戦 日本海間瀬200キロレース大会」での優勝マシンを再現したものですが、ボディを前後に貫く矢印型のストライプに水色と青色の2種類が有りました。 どちらもガリバーの特注品で、水色が1994年10月頃、青色が同年12月頃に発売されました。当時の定価は何れも1300円(税別)でした。
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