2003
年5月に登場したコンテナトミカ
(第1弾)で
すが、2004年7月31日には第2弾となる「緊急車両シリーズ」が発売されました。発売は第1弾と同じくトミー(現タカラトミー)の子会社だったユーメ
イト(現タカラトミーアーツ)で、コンテナとトミカがパックされていましたが、第1弾に入っていたアクセサリーは省略されていました。
当時の定価は第1弾と同じ480円(税別)でしたから、実質的には値上げと言う事になりますね。
コンテナは展開すると簡単なジオラマになっており、そこにトミカを置いて遊ぶ事が出来ました。コンテナは横に連結が可能で、コンテナの中にトミカを収納す
る事も出来ました。
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エスティマ救急車
付属のトミカは東京消防庁仕様の87-3 トヨタ エスティマ救急車でした。
通常品の赤シートに対して、グレーシートになっているのが相違点でした。
コンテナは赤色で、テーマは救急病院。救急車で患者が搬送されて来る風景を再現したものでしょう。
通常品との違いがシート色と、あまり変わり映えしないのが残念ですね。どうせなら東京消防庁以外の仕様にするなどの工夫が欲しかったところです。
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パジェロ道路公団
付属のトミカは道路パトロールカー仕様の85-4 三菱パジェロ機動救助隊指揮車でした。
黄色ボディの道路パトロールカーはコンテナトミカだけの仕様でしたが、何故か箱の写真は1世代前の旧型になっていました。箱には「写真と商品が一部異なる
場合があります。」との注意書きが小さく書かれていますが、あまりの違いに違和感が大きいですね。
コンテナは黄緑色でテーマは道路公団。高速道路での維持作業の風景を再現しものでしょう。 |
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パジェロ道路公団(車種変更)
2004年7月の発売から1年近く経過した2005年6月生産で、トミカのみが密かに変更されました。
コンテナとパッケージは基本的に変更は有りません。
同じ黄色ボディの道路パトロールカー仕様でしたが、ようやく箱の写真と同じ106-3 三菱パジェロパトロールカーがベースのものになりました。
たまたま再生産品を購入した事で車種の変更に気づきましたが、いつの間にという感じでした。
車好きのお子様は、こういった車種の違いには敏感でしょうから、「小さなおともだち」からのクレームが寄せられたんでしょうかね?
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パジェロ道路公団(車種再変更、パッ
ケージ変更)
2004年7月の発売から2年近く経過した2006年7月生産で、再度トミカが変更されました。
初版と同じ85-4 三菱パジェロ機動救助隊指揮車ベースに戻ったのですが、今回は箱の写真も変更されており、万全の体制での変更となりました。コンテナは基本的に変更は有りませんでした。
しかし、トミカは後部のルーフスポイラーの形状が変更されたものでしたから、初版とバリエーション違いになっていました。
※上の画像は、それぞれ左が2004年生産、右が2006年生産です。
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日野はしご消防車
付属のトミカは29-2 日野はしご消防車でした。
裏板が黒色塗装されている事から、裏板と一体のフロントグリルも黒色になっており、なかなかの存在感が有る佇まいとなっていました。
コンテナはオレンジ色で、テーマはトミカ消防署。普段の風景を再現したものでしょう。
赤色の消防車は基本的にどれも同じようになってしまいがちですが、上手く差別化が出来た商品だと思います。
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プリウス パトカー
付属のトミカは警視庁白黒パトロールカー仕様の86-3 トヨタ プリウスでした。
ドアとトランクには「警視庁」のラベルが貼られていました。
コンテナは紺色で、テーマは警察署。日常の風景を再現したものでしょう。
2007年1月生産では厚みの薄い「薄型V型パトランプ」が確認されています。
※上の画像は左が2004年生産厚型、右が2007年生産薄型です。
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品番 |
ベース車名 |
仕様 |
コンテナ |
87-3-未 |
トヨタ エスティマ救急車 |
グレーシート |
救急病院 |
85
-4-未 |
三菱パジェロ
機動救助隊指揮車 |
道路公団仕様 |
道路公団 |
106-3-未 |
三菱パジェロ
パトロールカー |
道路公団仕様 |
85-4-未 |
三菱パジェロ
機動救助隊指揮車 |
道路公団仕様
ルーフスポイラー変更 |
29-2-27 |
日野はしご消防車 |
裏板黒色塗装 |
消防署 |
86-3-未 |
トヨタ プリウス |
パトロールカー仕様
厚型パトランプ |
警察署
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86-3-未
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パトロールカー仕様
薄型パトランプ |
コンテナトミカはスーパーや子供用品店の一角などで吊り下げ販売される安価な玩具「フックトイ」と言う位置づけだったようですが、中身はトミカですからクオリティが高いのは言うまでも有りません。
比較的リーズナブルな価格で「ごっこ遊び」が楽しめる、なかなか魅力的な商品だったと言えましょう。
コレクター目線でもコンテナトミカ専用の仕様となっているのは嬉しいですね。
この後、2006年には第3弾が登場しますが、こちらはまた改めてご紹介したいと思います。
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