トイズドリームプロジェクト
てんとう虫コレクション
2019年03月07日

トイズドリームプロジェクトてんとう虫コレクション01

「トイズドリームプロジェクト」は遊び心溢れる「夢の商品」をメーカーの垣根を超えて作ろうというコンセプトのもと、株式会社トイカードが2002年9月に始動したプロジェクトです。
トミカ関連では「トミカ&チョロQセット」が多数リリースされましたが、2007年9月発売分からはテーマに沿ったトミカを6種類発売するという形態になりました。
当初の「メーカーの垣根を越えて…」というコンセプトとは違った方向になりましたが、細部に至るまでの凝った仕上げは担当者の拘りを感じさせる出来栄えでした。

今回取り上げるのは第25弾となる「トミカてんとう虫コレクション」で、2008年5月28日に発売されました。当時の定価は500円(税別)でした。

スバル360の実車が発売されたのは1958(昭和33)年ですが、ちょうどこのトミカが発売された2008年で発売50周年を迎えた事からこの企画が生まれたようです。


トイズドリームプロジェクトてんとう虫コレクション02

●スバル360 コマーシャルタイプ
前作の「あこがれの名車セレクション」にも含まれていたコマーシャルタイプですが、今回は薄いグリーンに塗られたカラーバリエーションとなっていました。
ホイールは商用車にしてワイドホイールになっているのも面白いですね。
因みに実車は1959年デビューの商用バンですが、基本的にボディはセダンのままだったため、商用車としては無理が多かったようで、短命に終わっています。


トイズドリームプロジェクトてんとう虫コレクション03

●スバル360 てんとう虫タイプ
車両全体がてんとう虫のイメージの赤/黒のカラーとなっており、ドアにはてんとう虫のイラストがタンポ印刷されていました。

トイズドリームプロジェクトてんとう虫コレクション04

●スバル360 ヤングSSタイプ
黒ルーフに黄色ボディ、ボンネットとルーフにはストライプを入れて、ホットモデルの「ヤングSS」を再現。
1968年にホンダN360に対抗して投入されたスポーティーなグレードで、
軽量なボディに36psの高出力エンジンを搭載した若者向きのモデルでした。
ネーミングの「ヤング」は今から思うと時代を感じますね(笑)

トイズドリームプロジェクトてんとう虫コレクション05

●スバル360 防犯パトロールカータイプ
スバル360の現役当時は軽自動車のパトロールカーは存在しなかった筈ですが、トミカの世界ではすっかりお馴染みの仕様です。
今回はカラーリングは白黒パンダですが、青色のパトライトを付けた防犯パトロールカー仕様となっているのが新鮮ですね。


トイズドリームプロジェクトてんとう虫コレクション06

●スバル360 ラリータイプ
スバル360はレースには参戦していたのは有名ですが、ラリーにも出ていたと言う話は殆ど聞いた事が有りません。でも、かなりの数が販売されている車ですから、当然ラリーへの参戦も有ったと考えて良さそうです。
ルーフの荷物は83-2 ホンダ シビックGL ラリータイプに使われていたものの流用ですが、実際にはスバル360のルーフに荷物を載せるのは強度的に厳しいかも知れませんね(笑)


トイズドリームプロジェクトてんとう虫コレクション07

●スバル360 タクシータイプ
黒塗りボディに金文字で「天道虫交通」、更には金色のホイールと言う、ちょっと高級な感じのタクシーです(笑)
実車では最も有り得ない仕様ですが、不思議と似合ってしまうのがスバル360の魅力ですね。


品番 車 名 タイプ
21-4-未 富士重工 スバル360 コマーシャル
21-4-未 てんとう虫
21-4-未 ヤングSS
21-4-未 防犯パトロールカー
21-4-未 ラリー
21-4-未 タクシー

実車の現役当時も非常に人気の高かったスバル360ですが、現在でも「てんとう虫」の愛称で親しまれ続けています。
今回のコレクションには実際に有り得ないような車両も含まれますが、色々なスバル360が楽しめるのは面白いですね。


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