イトヨ なつかしの消防車シリーズ
2015年10月15日

イトーヨーカドーなつかしの消防車シリーズ01

イトーヨーカドーの特注シリーズ第8弾は、「なつかしの消防車シリーズ」で、2006年5月より2007年3月までの1年間に渡り奇数月第1土曜日に発売されました。

第7弾でブラックミニバンシリーズが企画され、新しい方向性が見出されたかと思われましたが、またも緊急車両系に戻ってしまいました。

箱は今までにない緑基調のデザインが採用されました。
定価は500円(税別)でした。
箱の耳のマークを6種類全て集めると、抽選でコレクションケースが当たるという特典が付いていましたが、第1弾から続いたスペシャルバージョントミカが当るという企画は残念ながら終わってしまいました。

イトーヨーカドーなつかしの消防車シリーズ02

●トヨタ クラウン ファイヤーチーフカー (2006年5月6日発売)
30周年復刻黒箱以来の登場となるクラウン(MS50)の消防指揮車仕様。
サイドとトランクに「消防庁」金タンポが入るなどオールタンポ仕上げで、裏板もボディ同色の赤色に塗る事により、前後バンパーも赤色となっていました。
ボンネットのサイレンが省略されたのは残念!
オリジナルは1971年4月に発売されましたが、僅か1年半程で絶版となったため、近年のコレクターにとっては嬉しいモデルの登場となりました。

●日野 ハシゴ消防車 (2006年7月1日発売)
2000年の誕生記念コレクション2000以来の復刻。
ドアにはオリジナルにはない「消防庁」金タンポが入るなど、オールタンポで細かく再現されていました。

●日産ディーゼル コンドル化学消防車 (2006年9月2日発売)
2000年7月まで通常品にラインナップされていた「ニッサンディーゼル ポンプ消防車」が6年ぶりの復刻。
「コンドル化学消防車」という車名からすると、1983年の22-2の絶版以来23年ぶりと言った方が良いかも知れません。
荷台プラ部品やポンプがグレー色になるなど、通常品との差別化が図られていました。

イトーヨーカドーなつかしの消防車シリーズ03

●日野 ハシゴ消防車 (2006年11月4日発売)
1975年の発売以来、27年3ヶ月ものロングセラーとなった2代目の日野ハシゴ消防車。トミカとしては2003年まで通常品にラインナップされていたので、あまり懐かしさは感じられないかも知れませんね。

●化学消防車 (2007年1月6日発売)
キャラ物を除けば、30周年のアニバーサリー24及びトミカくじ(I)以来の復刻。
オリジナルは東急化学消防車として1975年3月にデビューしましたが、ちょうど2年で絶版となり短命に終わりました。
30周年の復刻以来、マグナムレスキューαハイパーブルーポリスでキャラ物として使われましたが、本来の消防車としては6年ぶりの復刻となりました。

●トヨタ クラウン ファイヤーチーフカー (2007年3月3日発売)
2002年9月の「トミカミュージアム緊急車館」以来の登場となるクラウン(MS60)の消防指揮車仕様。
サイドとトランクに「消防庁」金タンポが入るなどオールタンポ仕上げとなっていました。残念ながら5月のMS50同様、ボンネットのサイレンが省略されていました。

イトーヨーカドーなつかしの消防車シリーズ04

●「なつかしの消防車シリーズ」コレクションケース

箱の耳についているマークを全6種集めて応募すると、抽選で全店合計1000名様に専用コレクションケースが当たりました。
応募期間は3月3日〜26日までで、マーク6枚を適当な紙に貼って、各店舗レジにて応募するというものでした。
当選発表は4月28日頃からで、当選者には応募店舗から電話で連絡が来るというのは前回までと同様でした。

こ のケース、なかなかしっかりした作りで、かなり厚手のアクリル板で作られています。トミカの出し入れは「トミカ なつかしの消防車シリーズ」と書かれた板 を上へ引き抜いて、ケースの背面から行います。この板は手前側が鏡になっており、トミカの奥側が反射して見えるようになっていました。
6台しか入りませんが、お気に入りを飾っておいたり出来そうですね。

品番 車 名ベース車名
27-1-8
トヨタ クラウン ファイヤーチーフカークラウン ファイアーチーフカー
29-1-22日野ハシゴ消防車日野消防自動車
110-2-未日産ディーゼル 化学消防車ニッサンディーゼル ポンプ消防車
94-1-未化学消防車東急化学消防車
29-2-29日野ハシゴ消防車日野ハシゴ消防車
27-2-未トヨタ クラウン ファイヤーチーフカークラウン ファイアーチーフカー

ファイヤーチーフカー、ハシゴ消防車、化学消防車が各2種類ずつというラインアップとなりましたが、どうせなら全て違った種類の消防車を見せて欲しかった…
箱の耳のマークを集めて抽選で貰える景品も、スペシャルバージョンのトミカではなく、コレクションケースというのもコレクターにとっては残念な企画となってしまったようです。
イトーヨーカドーの特注シリーズも、このあたりからだんだんと企画の魅力度が低くなって来たように思います。
最初のマーチシリーズのような単純な色違いが人気を博した理由を考えても良かったのではないでしょうか。原点に立ち返る事も大切かも知れませんね。