D1グランプリ
2011年11月10日


D1グランプリとは「全日本プロドリフト選手権」の通称で、2001年より開催されているドリフト走行の走りを競うモータースポーツです。通常のレースと違い、単に早さだけでなく、迫力やカッコよさをも競うというのも特徴です。

そんなD1グランプリの出場車をモデル化したトミカが登場したのは2005年9月22日の事でした。
全6種で定価は各630円(税込)。今週はそのトミカ達をご紹介したいと思います。

●A'PEX FD3S 今村陽一

アペックスのワークスドライバー(当時)である今村陽一氏がドライブするRX-7のモデル化。
オールタンポで細部に渡って再現されています。艶消しブラックのボンネットとリアスポイラーが良い雰囲気です。実車の大きなリアスポイラーが再現出来なかったのは残念。ホイールは1JN。


●T&E JZZ30 上野高広

上野高広氏がドライブするヴェルテックス・リッジ TE3005 ソアラのモデル化。
ワインレッドの美しいボディ、ヘッドライトにはクリアパーツが奢られています。
リアスポイラーが全く再現出来ていないのは残念。別パーツででも付けて欲しかったですね。
ホイールは1JN。

●RE雨宮 FD3S 末永正雄

末永正雄氏がドライブするRE雨宮 GReddy FD3S RX-7のモデル化。
ブルーのボディサイドに「GReddy」のイエロー文字が大きく配置されています。
このシリーズの中では一番シンプルな仕上がりで、タンポも少なめ。
やはりリアスポイラーが小さいのは金型の仕様なので仕方がないところか…
ホイールは1JN。


●RS-R JZA80 スープラ 織戸学

レーシングドライバーでもある織戸学氏がドライブするスープラのモデル化。
D1グランプリでは初年2001年から2004年まで審査員を務めていた同氏ですが、2005年にはドライバーとして参戦。
RS-Rの派手なデザインをオールタンポで再現。ヘッドライトはクリアーパーツ。
実車とは違ったデザインながら大型のリアスポイラーは結構様になってますね。
ホイールは1JN。

●HPI FC3S ドリフト侍

チーム侍プロジェクトのRX-7のモデル化。
山吹ボディの派手なデザインをオールタンポで再現。ボンネットは艶消しブラック。
同じく艶消しブラックのドアミラーがカッコイイ! トミカのドアミラーで一番良いかも。
しかしリアスポイラーが全く再現されていないのは残念! ホイールは1JN。

●カーブティッククラブ AE86 植尾勝浩

植尾勝浩氏がドライブするスプリンタートレノのモデル化。
ホワイトボディにシルバーバンパー、艶消しブラックボンネットの派手なデザインをオールタンポで再現。イニシャルDのシンプルなAE86とは対照的ですが、この派手なトレノも魅力的!
ホイールは1JN。


品 番 ベース 車 名/ドライバー
94-5-未 マツダRX-7 A'PEX FD3S/今村陽一
5-3-未 トヨタ ソアラ T&E JZZ30/上野高広
94-5-未 マツダ RX-7 RE雨宮 FD3S/末永正雄
33-6-61 トヨタ スープラ RS-R JZA80 スープラ/織戸学
94-5-未 マツダRX-7 HPI FC3S/ドリフト侍
S-11-未 トヨタ スプリンター トレノ カーブティッククラブ AE86/植尾勝浩

この6台はいずれも2005年のレースで使用された実車がベースになっているようです。
オールタンポでなかなか秀逸な出来ではないでしょうか。
ホイールは前回ご紹介した東京オートサロンのモデルと同じ1Jホイールのブラック仕様。
このホイール、ドリフトマシンには意外と似合っているかも知れませんね。

当 時は630円って高いなと思いながら購入したのですが、いま改めて眺めて見ると非常にコストのかかった仕上げになっている事が判ります。唯一残念なのはい くつかの車種のリアスポイラー。別パーツを使って再現出来たら最高だったと思う反面、この価格を思えば納得もしたり… オイ! どっちなんだ(笑)