ジブリ
2011年08月18日


アニメーション作品でお馴染みのスタジオジブリとのコラボレーションによるトミカが有ります。
2007年7月13日に発売された「ジブリがいっぱい トミカリミテッド コレクション」というシリーズがそれで、同時に3種類が発売されました。
何れもジブリの映画に登場する車両のモデル化で、かなり凝った仕上げになっていました。
主にジブリのグッズを扱うお店で販売され、通常のトミカとは販売ルートが異なっていたようです。後にトミカショップでも販売されました。

シリーズトップを飾るのは「となりのトトロ オート三輪」です。
となりのトトロは1988年公開の長篇映画で、主人公達が田舎へ引越して来た時のおオート三輪をモデル化。運転席のシートやハンドル、引越しの荷物までも細かく再現されています。
お父さんのフィギュア付き。定価は1890円(税込)

次も同じくトトロからの1台で「となりのトトロ 東電鉄バス」です。
劇中に登場するレトロなボンネットバスですが、東電鉄は架空のバス会社です。内部のシートも再現されていますが、ハンドル等の運転装置は残念ながら省略さ れています。サスペンションのアクションが有るのはさすがトミカ! もっともトミカらしい1台で、シリーズ中1番人気が有ったのではないでしょうか。バス 停のフィギュア付き。定価は1575円(税込)

そして一番異色と言えるのが「魔女の宅急便 トンボの自転車」ではないでしょうか。
こちらは1989年公開の長篇映画「魔女の宅急便」からですが、主人公のキキと仲良くなったコポリという少年(通称トンボ)が所属する飛行クラブで開発さ れた空飛ぶ自転車を再現したものですが、キキとトンボのフィギュアまで組み込んであり、トミカと言うようりはフィギュアと言った方がしっくり来るような仕 上がりとなっていました。自立出来ないため、スタンドが付属していました。プロペラは別部品ではめ込んで組み立てるようになっています。
プロペラ回転のアクション付き。定価は1575円(税込)

ジブリのシリーズも続編(個人的にはネコバス)を期待しましたが、結局この3台で終わってしまったようです。凝った仕上げですが、流石にトミカとしては価格が高いので、売れ行きは低調だったのかも知れませんね。