復刻版実車縮小カタログとトミカがセットになった 玩本「マツダロータリースポーツヒストリー」 は、2006年3月30日に4種類が発売になりました。定価は840円(税込)でした。
かつて絵本やトミカの復刻カタログとのセットは有りましたが、実車のカタログとのセットは初めての試みでした。
●No.1 サバンナクーペ(RX3)
80-2 マツダサバンナレーシングのオーバーフェンダー付きの金型を使って、裏板のみ35周年に新造されたノーマルタイプを使って作られています。 分類上は80-1なのか80-2なのか微妙なところですが、ボディ中心で考えると80-2か。
付属のカタログは1971年8月版。トミカはイエローボディに艶消ブラックのレザートップ、フェンダーからドアにかけて黒のライン、当時の最上級グレードGSIIのモデル化でしょう。
●No.2 サバンナRX7(SA22)
付属のカタログは1982年3月版なので後期型となりますが、付属のトミカは50-3の金型を用いた前期型。真紅のボディに黒のストライプ、文字のモールドに着色など細かい芸も光りますね。
●No.3 サバンナRX7(FC3S)
付属のカタログは1987年5月版。50-4の金型を用いて当時のイメージカラーの白を再現したようですが、白は通常品でも出ているので新味はないですよね。どうせならカタログに載っているシルバーなんかでも面白かったと思うのですが…
●No.4 サバンナRX7(FD3S)
付属のカタログは1997年10月版。94-5の金型を用いて当時のイメージカラーの黒を再現。カタログと同等の中期型と思われます。横から見ると黒一色ですが、前後は細かいタンポが施されており、なかなかの仕上がりです。
実 車のカタログ付きというなかなか面白い企画でしたが、実際のカタログと比べると面積比で17%程度という非常に小さいものでした。文字もまともに読めない くらいの小ささです。しかし写真などは見ていても楽しいものなので、次作は日産か?、トヨタか?、なんて期待しましたが、結局この4種のみで終わってしま いました。この頃のトミカはこう言った単発の企画が多かったように思います。