今週はトミカ博などで行われているゲームのハズレ景品のお話です。

2000年に始まったトミカ博ですが、お楽しみのひとつはゲームに参加する事ではないでしょうか。上手く成功すると金や銀のメッキトミカなどが貰えますが、失敗しても参加賞のトミカが貰えます。このハズレの景品は、当初は通常品の廃盤品などを使っていましたが、2005年の夏頃から、専用の箱に入れられた「非売品」シリーズが使われるようになりました。この専用の箱には、車名の他に通し番号が振られており、現在までで30種類程が登場しておりますが、今回は2005年に登場した9台をご紹介します。

この「非売品」シリーズですが、全くのオリジナルではなく、どれも元ネタが存在します。当初はギフトセットの1台が使われていた為、余ったギフトをバラして箱に入れたとも言われましたが、良く見ると細かな仕様の違いが有る事が判りました。どうやらハズレの景品用に新たに作られた物のようです。

その後、元ネタと殆ど同じものも登場していますが、継続的に何度も生産されているモデルも有り、原則的には景品の為に新たに作られているようです。

主な違いはホイールや赤色灯の形などですが、ドルフィンダンプのように金型が改修されているものもあります。更には最近も継続生産されているものは、中国製からベトナム製へ切り替わっているものも登場しています。

細かいバリエーションには触れておりませんが、元ネタとの主な違いを判る範囲で下表にまとめてみました。こうして見ると同じように見えても差別化が図られている事が判りますね。

トミカ博では当たりのメッキトミカが花形である事は間違い有りませんが、ハズレもどこかが違うかもしれないと思うと、楽しみが増えますね(笑)