今週は「恐竜博2005」のトミカをご紹介します。
「恐竜博2005〜恐竜から鳥への進化〜」は2005年3月19日(土)〜7月3日(日)まで、東京・上野の国立科学博物館で開催されました。ティラノサウルスの全身骨格が日本で初めて公開されるとあって、大きな話題となりました。その後同博は愛知万博、大阪、福岡と巡回しています。

さて、この「恐竜博2005」の開催を記念してトミカが発売されました。発売は何故か会期途中の6月3日。「恐竜博レッチートラック」と「恐竜探検隊ハイラックス」の2種類で、会場内の売店で販売されていたようですが、8月に東京駅に開店した「トミカショップ」でも販売されました。箱は専用箱で定価は700円(税込)でした。

「恐竜博レッチートラック」はオレンジボディの76-4 三菱ふそう動物運搬車(パンダ)のルーフに「恐竜博2005」のタンポ。さらに、荷台には「恐竜博2005」のマスコットキャラクターである恐竜の「レッチー」のフィギュアが載っていました。
「恐竜探検隊ハイラックス」は、青ボディの61-4 トヨタ ハイラックス ビッグフットのボンネットに「恐竜博2005」のタンポと言う仕様でした。

ところで、この「恐竜博2005」のトミカですが、実はもう1種類存在します。車種は上記と同じハイラックス ビッグフットですが、濃グリーンの通常品のルーフに「恐竜博2005」のタンポを施した仕様。箱は上記とは違う専用箱で、裏面にはバーコードも無く、2色刷りとちょっと寂しい仕様となっています。
詳しい経緯は判りませんが情報を総合すると、開催前に報道関係者などに配布されたもののようで、数量的にはそれほど多くはなかったようです。販売されたとの情報は聞きませんので、所謂「非売品」に属する物のようです。

こう言った非売品は、存在に気が付かず、気が付いた時には入手困難なんて事も多く、コレクター泣かせのトミカと言えますね。