今週は「KOBELCO」でお馴染みの大手鉄鋼メーカー「神戸製鋼所」に関連したトミカの話題です。
トミカは発売開始間も無い1972年から建設機械関係も積極的にラインナップに取り入れていますが、コベルコ関連のトミカは1979年9月の51-2「油谷ショベルTY45」が最初になります。
油谷重工は神戸製鋼グループのショベル製造部門を担っていた会社で、1999年に販売部門の神鋼コベルコ建機と統合してコベルコ建機が設立されています。
このTY45の実車は、フランスのPoclain(ポクレン)社と技術提携して1963年から製造されていたもので、1985年頃までに3000台程が作られたようです。
次に出たのは1986年10月のシトロエンHトラックですが、これは既存のトミカの金型を利用して、メタリックシルバーに塗装したボディに「KOBELCO」のタンポを入れたという物でした。因に資料では「神戸製鋼所オカノ」特注となっていますが、オカノとはどう言った会社なのかは調べて見ましたが判りませんでした。
「KOBELCO」を名乗る最初の建設機械関係のトミカは、2008年12月頃に特注された「パンサーX 250」でしょう。金型から全く新規に起こされた本格的な特注モデルで、メーカー特注らしく非常に良く出来ており、重量感抜群のトミカとなっています。
実車は25トン級のラフテレーンクレーで、日野製の7.7リッターディーゼルターボエンジンを搭載して、総重量25トンもの車体を最高速度49km/hで走らせる事が出来ます。
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