今週はトミカ史上初めて、実車のカラーサンプルに採用されたトミカをご紹介します。

その車とは2008年11月19日に発表(発売は11月26日)された日産キューブです。
これによってディーラーには全10色のキューブのトミカが、専用の展示ケースに入れられて飾られる事になります。

翌12月20日には通常品17-8としてアッシュブルーがデビューしましたが、カラーサンプル版とは仕上げが異なっていました。通常品はフロントバンパーの上下2個所の艶消し黒タンポ、リアハイマウントストップランプ赤タンポ、リアコンビネーションランプ銀タンポが省略されて、カラーサンプル版よりディテールダウンしています。また、裏板もカラーサンプル版はボディカラー名がタンポされていますが、通常品はNO.17のタンポとなっています。(初期製品はタンポ無し)

その後、2009年5月頃に、キューブの商談プレゼントでカラーサンプル版と同様のトミカが、専用のサック箱入りでプレゼントされましたが、これも配布数は少なかったようで、なかなか入手が難しいものでした。原則的に商談が条件の上、貰えるのは10色のうちの1色だけですからね(汗)

2009年夏には同じ日産のノート(8色)とティーダ(8色)が、トミカをカラーサンプルとして採用し、その一部がディーラーで予約販売されました。発売は2009年7月15日で価格は8台セットで各6800円。情報では各150セットの販売だったようです。
更に、日産オンラインショップでも同日15：00から販売が有りましたが、こちらはものの数分で完売という恐ろしい状況。オンラインショップには「カラーサンプル用のトミカを極少数だけ特別に販売する」というような説明が有りましたが、いったい何セットの販売だったのでしょう？　各50セットとの情報も有りましたが、もっと少なかったのかもしれませんね。

ノートとティーダが日産特注として販売されたので、キューブもと期待をしましたが、今のところその気配もないようです。
このカラーサンプルは非売品の上、10色も有るので、コレクターにとっては頭の痛いトミカとなったようです。

ノートとティーダについては、また別の機会にご紹介したいと思います。