今回ご紹介する「ビッグカーキャリア」は1989年4月に発売されました。
1992年版カタログから落ちていますので、3年程販売されたようです。
私の所有する個体はトミカ製品では珍しいシンガポール製です。
電動アクションは前進、後退、直進、左折、右折、停止が6個の
ボタンに割り当てられています。また、手動レバーの操作で
トレーラーの切り離しアクションが楽しめ、なかなかの優れものです。
実はこの商品、基本的には1972年のオートトランスポートと同様の物で、
キャリア部分は全く同じ部品で構成されています。トラクター部分は、
キャビンの形状こそ異なる物の、電動アクションやスイッチ配置は同一
なので、基本的には同じメカニズムを持つと想像されます。それにしても
36年も前にこれだけの商品を完成させていたとはビックリですね。
トミカは上段8台、下段6台の合計14台積載可能で、上段を手動で
下げる事によってトミカの積み降ろしを楽しむようになっていました。