命短し恋しいトミカ
2008年02月07日


トミカは新車が出ると同じ箱番号の車種が廃盤になり、常に同じ台数
で販売されます。(現在は120台ですが時期によって異なります)
通常5年程度のサイクルで代替えが行われますが、中には異常に短い
ものも有ります。今回はそんな短命のトミカにスポットを当てて見ました。

歴代トミカの中でも最も短命だったのは54-3ホンダ シティで、
発売時に「トミカ&ダンディ シティフェア」を開催して華々しいデビューを
飾ったものの、たったの5ヶ月で生産を終了しています。
これはトミカがデビューしたとほぼ同時に実車はターボが発売になり、
ノーマルシティは地味な存在となってしまい、急遽金型を改修してターボを
モデル化したためです。しかし、この短期間にもフェアなども有ったため、
通常品とギフトセットで10種類ものバリエーションを有しています。

2位以降は外国車シリーズが1988年に廃止になったのに伴う廃盤や、
レースカーが実車の変更などによって新型に切り替わったり、
空港シリーズの縮小などの要因で早々と引退に追い込まれています。

それにしても半年から1年程での廃盤、いくらなんでも早過ぎますよね。
生産数もおのずと少ない訳で、今となっては殆どの物が高額になっています。
命短いトミカは、コレクターにとっては恋しいトミカでも有るようです。

順位 番号 車 名 生産時期 生産期間
1 54-3 ホンダ シティ 1982.09-1983.02 5ヶ月
2 F12-3 ランボルギーニ カウンタックLP500S 1987.01-1988.01 1年
F14-3 ジャガーXJ-SグループA 1987.10-1988.10
84-3 日産スカイライン レーシング 1989.06-1990.06
3 099-1 日本航空 空調車 1975.06-1976.07 1年1ヶ月
040-2 日産スカイラインGTRレーシング(JECS) 1992.06-1993.07