イオン カローラシリーズ
2018年11月08日

イオンカローラシリーズ01

大手スーパーのイオンは、2000年から積極的に特注トミカを発売しています。
2003年の「イオンカラーシリーズを皮きりに、定期的にテーマに沿ったトミカを発売する「シリーズ物」を展開するようになりました。
今回はシリーズ物第3弾となる「カローラシリーズ」を取り上げてみたいと思います。
カローラシリーズは2006年5月〜2007年3月までの奇数月の20日に、全部で6種類が発売されました。
箱はそれまでのエンジ基調から一転して、ブルー基調のものに変わりました。
箱のどこにもイオンと書かれていないので、どこの特注品なのか判らないかも知れません。当時の定価は各500円(
税込)でした。

イオンカローラシリーズ02

第1弾 2006年5月20日発売 
●トヨタ スプリンター トレノ
ハチロクでお馴染みの4代目スプリンタートレノ。
ベースは1998年発売の頭文字Dセットに入っていたスプリンタートレノで、通常品にはラインナップされない金型なのでスペシャルモデルSP-11と分類されます。
ボディカラーは実車の後期モデルに設定されていたハイソニックトーニングの再現と思われる黒メタ/グレーメタのツートンカラーです。

第2弾 2006年7月20日発売
●トヨタ カローラ レビン
3代目カローラ レビン(TE71)。ベースは78-3 カローラ クーペ レビンでボディカラーはダークブルーメタ(黒に近い)にオレンジのストライプが2本、実車の前期型のイメージカラーとなっていたお馴染みの色ですね。


イオンカローラシリーズ03

第3弾 2006年9月20日発売
●トヨタ カローラ ファイヤーチーフカー
5代目カローラセダンのファイヤーチーフカー仕様。ベースは32-4 カローラセダンで、何とこれが初の復刻となりました。ルーフには赤色灯、左右フロントドアとトランクリッドには「東京消防庁」の白文字タンポが入れられていました。
赤色灯にはG型とE型のバリエーションが発生しているようです。

第4弾 2006年11月20日発売
●トヨタ カローラ レビン
第1弾のトレノと基本を同じくする4代目カローラレビン。
ベースは78-4 カローラレビン。ボディカラーは濃いグリーンですが、この色は実車には無かったように思います。


イオンカローラシリーズ04
第5弾 2006年1月20日発売
●トヨタ カローラ レビン パトロールカー
カローラ30でお馴染みの2代目レビン(カローラとしては3代目)のパトロールカー仕様。
ベースは108-1 カローラ30レビンで、ルーフに赤色灯を付けた警視庁仕様となっていました。
この型のレビンは1974年4月にデビューするも、搭載された2T-Gエンジンが50年排ガス規制をクリアする事が出来ず、翌1975年11月で生産中止となりました。生産台数が僅か256台と言われる希少車です。

第6弾 2006年3月20日発売
●トヨタ カローラ パトロールカー
第3弾のファイヤーチーフカーと同じ32-4をベースにしたパトロールカー仕様。
ルーフには丸形赤色ワイドランプが付けられ、警視庁仕様となっていました。
ファイヤーチーフカーの続いての嬉しい復刻となりました。
特にパトカーは1984年の「トミカ交通安全教室セット」に含まれており、現在でも人気の高い1台となっているので、復刻とは言え手軽に手に入るのは朗報でした。
因みに、丸形赤色ワイドランプを取り付ける為に、ウインドウパーツの形状が変更されています。


品番 品 名 発売日
SP11-未 トヨタ スプリンター トレノ 2005/05/20
78-3-未 トヨタ カローラ レビン 2005/07/20
32-4-9 トヨタ カローラ
ファイヤーチーフカー
赤色灯G型2005/09/20
32-4-11赤色灯E型
78-4-未 トヨタ カローラ レビン 2005/11/20
108-1-未 トヨタ カローラ レビン パトロールカー 2006/01/20
32-4-10 トヨタ カローラ パトロールカー 2006/03/20

イオンのシリーズ物第3弾は乗用車で来るのかと思いましたが、途中でファイヤーチーフカーやパトロールカーを投入、結局半分はサイレンカーに頼ったラインナップとなりました。
同じ時期にイトーヨーカドーやアピタもパトカーを出しており、「サイレンカー系をやれば売れる」と言うような安直な企画となってしまたのは残念なところです。