イトーヨーカドー
レーシングタイプコレクション
2018年10月18日

イトーヨーカドーレーシングタイプコレクション1a

イトーヨカドーの特注シリーズ第10弾は「レーシングタイプコレクション」でした。
前作の迷彩カラーコレクションシリーズが2008年3月に終了しましたが、5月になっても新シリーズの発表がなく、イトーヨーカドーの特注シリーズも終焉を迎えたかと思われました。そんな中、6月になってようやく新シリーズが発表されました。
オリジナルデザインのちょっと懐かし目のスポーツカーで、2008年6月より2011年3月までに合計6回発売されました。カーナンバーはこのシリーズの弾数(だんすう)になっています。
当時の定価は500円(税別)でした。

イトーヨーカドーレーシングタイプコレクション1b

●第1弾 トヨタ2000GT(2008年6月28日発売)
白色ボディに水色のストライプは1967年富士24時間レース出場車あたりがモチーフでしょうか。


イトーヨーカドーレーシングタイプコレクション1c

第2弾 Honda S800(2008年8月9日発売)
黄色ボディにボンネットとドアが黒、更にトランクリッドにも黒ラインが入っています。ヘッドライトにテーピングが施されていたりと小技も光ります。ブラックホイールと相まってレーシーな雰囲気を醸し出していますね。
因みに、ボディカラーの黄色に明暗が出ていました。

イトーヨーカドーレーシングタイプコレクション1d

第3弾 マツダ サバンナ RX-7 レーシング(2008年9月20日発売)
赤・青・白のトリコロールカラーが似合ってますね。1979年のデイトナ24時間レース出場車のデザインをモチーフに、色を替えたようなデザインですね。
因みに、ボンネットの赤色に明暗が出ていました。

イトーヨーカドーレーシングタイプコレクション1e

第4弾 Honda ビート(2008年11月15日発売)
ガンメタボディにシルバーのチェッカー柄がデザインされています。
ワイドホイールがカッコイイですね。
因みに、シート色に明暗が出ていました。明るい方は少ないようです。


イトーヨーカドーレーシングタイプコレクション1f

第5弾 トヨタ スプリンター トレノ(2009年1月1日発売)
イトーヨーカドー特注シリーズ初の元旦発売となりました。
(※2005年元旦発売の郵便車シリーズは、たまたま元旦が第1土曜日でした。)
黒/シルバーのツートンカラーは、シルバーが明るいので若干安定感がない感じもしますが、その分黒いホイールで補っているという計算されたデザインなのかも知れません。


イトーヨーカドーレーシングタイプコレクション1g

第6弾 Honda シビックGL ラリータイプ(2009年3月20日発売)
オレンジボディに艶消しブラックのボンネットとドア、ルーフにはスペアタイヤや工具が積まれています。フロントバンパーの3連フォグランプもラリーカーらしさを演出していますね。
このデザインは、1970年代の510ブルーバードやフェアレディZの
赤/黒のラリー車あたりがモチーフになっているのかも知れませんね。

品番品 名 発売日
SP-22-未トヨタ2000GT 2008/06/28
23-2-未ホンダS8002008/08/09
74-3-未マツダ サバンナ RX-7 レーシング2008/09/20
72-2-未ホンダ ビート2008/11/15
SP-11-未トヨタ スプリンター トレノ2009/01/01
83-2-未ホンダ シビックGL ラリータイプ 2009/03/20

イトーヨーカドー特注シリーズも、後半は回を追うごとに勢いを失いつつありましたが、今回のシリーズは久しぶりに人気の出たシリーズとなったようです。
架空のスポーツカーですが、なかなかセンスの良いデザインで、企画の良さが光りました。
ただ、6台中3台がホンダ車、日産車は皆無というちょっと偏った車種選択となっていたのが残念でした。
この勢いで良い企画を期待しましたが、なかなか上手くは行かなかったようです。定期的に特注トミカを出し続ける事は、とても難しい事のようですね。