ホテルかずら橋
2018年08月23日

ホテルかずら橋特注トミカ01

ホテルかずら橋は徳島県の最西端に位置する三好市の新祖谷(しんいや)温泉のホテルで、近くに重要有形民俗文化財「祖谷のかずら橋」が有ります。
このホテルには2台のボンネットバスが有り、ホテルからかずら橋までの送迎などに使われています。そのボンネットバスをホテルがトミカにしてしまいました。

ホテルかずら橋特注トミカ02

最初に出たのは1997年8月頃でした。
当時「ふれあい号」として運行していたボンネットバスのモデル化でした。
実車は昭和42年式のいすゞBXD30なので、残念ながらトミカとデザインが異なります。
ホテルのお土産品として販売された他、ミニカーショップなどでも販売されました。
日本製で専用の台紙が入ったクリアケースに入れられていました。
当時の定価は1000円(税別)。

その後
、実車は2号車の増備された事により長期の休車が可能になったため、大掛りなリニューアルが行われました。その結果、ふれあい号のネーミングが廃止されています。

ホテルかずら橋特注トミカ03

次に出たのは2004年6月頃でした。
新たに導入された2号車のモデル化で、ボディサイドに「かずら橋」のイラストが描かれています。
実 車は昭和37年式のいすゞBX731で、2灯式のヘッドライトをつけたBXの末期タイプですが、廃車体からのレストアだったために痛みの激しかったフロン ト周りをBXD系の消防車から移植されています。そのため1号車と同じBXD30の顔になっていますので、やはりトミカとはデザインが異なります。
こちらもホテルのお土産品として販売された他、ミニカーショップなどでも販売されました。
中国製で
専用の台紙が入ったクリアケースに入れられていました。
当時の定価は1000円(税別)。


品番ベース車名 発売
1 6-2-19いすゞ ボンネットバス 1997年8月頃
26-2-712004年6月頃

ホテルがトミカを特注するのは上越国際ホテルなどに例が有りますが、トミカの世界では珍しい事と思います。そんな中、ホテルかずら橋は2度も特注トミカをリリースしています。
今は特注の最低ロットは6000台とも言われてますが、この頃はまだ少ないロットでも特注出来たんでしょうね。
事実上小さな企業ではトミカの特注が難しい時代になり、こう言った面白いトミカが出なくなったのは寂しい限りですね。