30周年復刻トミカ(第2弾)
2018年04月26日

30周年復刻トミカ第2弾01

2000年8月の「大トミカ博」でおおいに盛り上がったトミカ30周年、その興奮も冷めやらぬ10月に、30周年復刻トミカ第2弾が発売されました。
第2弾はダンプカーやタクシーにパトカーと、半分が働く車というラインナップでした。
初期の黒箱を復刻したうえ、価格も1970年の発売当時の180円となっていたのは第1弾と同様でした。
第1弾は品薄で買えない人が続出するトラブルが発生しましたが、第2弾はその反省を踏まえて、十分な数が出荷されたようです。

30周年復刻トミカ第2弾02

●トヨタ セリカ1600GT
当時の黒箱に描かれていたカラーリングと全く同じ仕様(シート色は異なります)が、29年の時を経て初めて登場しました。
ホイールは白い1HWで中国製となっていました。
メタリックブルーボディのセリカは、
1994年に発売されたアイアイアド・カンパニー特注品が有りますが、サイドストライプが箱絵とは異なっておりました。
箱絵と全く同じと言う意味では、この30周年復刻版が初めてとなります。
実は、箱絵のサイドストライプは「GT」の文字位置が実車とは異なる間違った位置になっております。その間違いまでも忠実に再現されているのですから、なかなか面白いですね。

●トヨタ クラウン タクシー
オリジナルと同じカラーリングでしたが、ドアとトランクの「TAXI」がタンポ印刷になっているのと、行灯の形状が異なっていました。
ホイールは白い1HWで中国製となっていました。

●トヨタ ニュークラウン
当時の黒箱の描かれていたカラーリングが28年の時を経て初めて登場しました。
ホイールは白い1HWで中国製となっていました。

●いすゞ エルフ ダンプトラック
オリジナルには無いメタリックグリーンに塗られていました。
何故このカラーになったのかは判りませんが、箱絵のカラーも中身に合わせてオリジナルとは異なっていました。
ホイールは白い11FWで中国製となっていました。

●ニッサン フェアレディZ432 パトロールカー
当時のカラーリングそのままでの復刻でしたが、ボンネットのエンブレムと警視庁の文字はタンポ印刷になっていました。
ホイールは白い1HWで中国製となっていました。

●バモスホンダ
当時のカラーリングそのままでの復刻でしたが、シート形状と裏板は全くの別物となっていました。
ホイールは白い1HWで中国製となっていました。

30周年復刻トミカ第2弾03

箱は基本的には当時の黒箱の復刻でしたが、裏面と下面は発売元表記やSTマーク、更には保護者への注意書きなどが印刷されていました。
今の時代には必要な表記を付け加えたものですが、復刻版とオリジナルの識別点にもなっているのは良い結果だと思います。

品番 ベース車名 車体色シート色ホイール
26-1-25 トヨタ セリカ1600GT M.BR1HW
28-1-5トヨタ クラウン タクシーY/OWWW
32-1-9トヨタ ニュー クラウンM.LBL
35-1-16いすゞ エルフ ダンプトラックM.G11FW
44-1-12ニッサン フェアレディZ432
パトロールカー
W/BR1HW
55-1-7 バモスホンダCB

この30周年復刻トミカでトミカ熱が復活した大人も多かったと思いますが、現在は色々な事情が有って昔のトミカの復刻は出来ないのだそうです。何とも味の有る初期のトミカですが、復刻でお手軽に楽しめないのは残念ですね。
間もなく50周年を迎えるトミカですが、30周年の時のようなファンに優しい企画を考えて欲しいものです。