モータースポーツやカスタムパーツなどでお馴染みのTRD(Toyota Racing Development)を展開するトヨタ自動車グループ企業のトヨタテクノクラフト株式会社が、立て続けに2台のトミカを特注しました。 そのトミカは、同じくトヨタ自動車グループ企業である株式会社タクティーが運営するカー用品店「ジェームス(jms)」で販売される事となりました。 |
●AE86 TRD開発車両カラーリング VER.
最初に出たのは、2017年3月11日と12日にジェームス トレッサ横浜店で開催された「ワクドキキャラバン in トレッサ横浜」でした。 各日100台、合計200台の販売で、定価は864円(税込) 1人1台の購入制限で整理券配布による販売でした。 ベースはドリームトミカ「頭文字D AE86 トレノ」で、80年代のN2仕様TRDテストカーのカラーリングをオールタンポで再現したものとなっていました。
それ以降、販売が暫く有りませんでしたが、5月3日〜6日に札幌地区のジェームスで開催された「ワクドキマーケット」で販売されました。販売数は未発表ですが、全店合計200台程度だったようです。
そ
の後は、全国のあちこちの店舗で開催される「ワクドキキャラバン」や「ワクドキマーケット」で少量ずつの販売が続いているようですが、チラシに掲載が無い
店舗でも販売が有ったり、問い合わせにもトミカの販売の有無を教えないなど、なかなか情報が掴めない状況になっているようです。 混乱を避ける為なのか、直前までトミカの販売を公表しないようにしているのかも知れませんね。
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●86 TRD Griffon カラーリング VER.
次に出たのは2017年4月1日(土)で、今度は全国のジェームスで一斉に発売されました。特注数は6000台で定価は864円(税込) 1人1台の購入制限が有る店舗も有りましたが、店舗により対応はまちまちだったようです。 多くの店舗の入荷数は36台(内1台は店頭展示用)だったようで、発売翌日までに完売したようです。 また、追加発注が早かった店舗では、4月下旬に再入荷しておりましたが、これは極一部の店舗に限られました。
ベースは46-8「トヨタ86」で、「TRD Griffon Concept 014(東京オートサロン2014出展モデル)」と言う研究開発車両のカラーリングをオールタンポで再現したものとなっていました。
因みに、Griffon(グリフォン)とはTRDが製作した研究開発車両ですが、鳥類最強の鷹の上半身と陸の王者ライオンの下半身をもつ伝説上の生物である「Griffon」から命名されたものだそうです。
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品 番 |
ベース車名 |
仕様 |
145-2-未 | 頭文字D AE86 トレノ | AE86 TRD開発車輌カラーリング VER. | 46-8-未 | トヨタ86 | 86TRD Griffon カラーリング VER. |
AE86
は店舗限定で少量ずつの販売の為、常に市場での流通数が少なくなっており、オークションなどの相場も高値のまま推移いているようです。特注数は一般的な数
量である6000台だと思われますが、小出しにする事によって希少性が強調されるという弊害を生んでいるのではないでしょうか。なかなか罪な販売方法と言
えるのかも知れませんね。
ジェームスは全国に店舗を展開しておりますが、実は進出していない県が16県もあり、そういった地方のトミカコレクターにとっては、非常にハードルの高いトミカとなってしまったようです。
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