小樽ロマン号は1988年から1996年まで北海道中央バスが運行していた観光路線バスです。 雪の時期を除く4月〜10月にかけて運行され、小樽駅を起点に小樽の名所を30分〜40分程度で周遊、途中での乗降が出来るので、普通の路線バスのような運行形態をとっていました。 通常期は1日10便、繁忙期は1日12便の運行でした。
そんな小樽ロマン号がトミカになって、2度に渡って発売されています。 シンゴ・トイス(Shingo★Toys)特注となっておりますが、どこのお店なのか等の詳細は不明。 |
●ファーストモデル(逆文字)
トミカは小樽ロマン号の運行開始から1年程経った1989年の4月頃に発売されたようです。 左右両サイドのみラベル仕上げでしたが、その他はタンポ仕上げとなっていました。 ルーフの「小樽 ロマン号」の文字が車体後部から前方に向かってタンポ印刷されていますが、これは実車とは逆方向になっていました。 箱はオリジナルの特性箱で、実車の写真が印刷されていました。 当時の定価は550円でした。
実車はいすゞBXD30(1966年式)なのでトミカとは異なりますが、雰囲気は良く再現されているのではないでしょか。
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●セカンドモデル(逆文字)
セカンドモデルは基本的にはファーストモデルと同仕様でしたが、ルーフのタンポ印刷が正規の方向に修正されていました。 1991年12月頃に発売され、当時の定価は550円でした。
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品 番 |
車 名 |
仕様 |
6-2-15 | いすゞ ボンネットバス | 小樽ロマン号 ルーフ文字逆方向 | 6-2-18 | 小樽ロマン号 ルーフ文字順方向 |
小樽ロマン号は、トミカのボンネットバスの特注品としては1986年の小田急4種に続いて2度目でした。 次の特注はホテルかずら橋ですが、1997年まで待たなければなりませんでした。 その後は空前のボンネットバス特注ブームとなり、1997年〜2007年までに実に50種類近い特注品が作られています。 2007年のアピタ・ユニー特注を最後に、ボンネットバスの新製品は姿を消す事になりますが、金型の消耗もかなり進んでいたんでしょうね。 現在は新規金型でボンネットバスが再登場していますが、新しい物が出れば出たで、旧金型が貴重になるってのもコレクター心理の面白い所ですね(笑)
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