トミカには様々なコラボ商品が存在しますが、アーティストとのコラボも古くから行われて来ました。 矢沢栄吉や織田裕二、オフコースなどのコンサートツアートラックが有名ですが、これらは基本的にツアーグッズとして販売されたものでした。 今回ご紹介するコブクロ×トミカは、そう言ったグッズとは異なり、ライブビデオのトミカ付き限定盤と言う初めての試みとなりました。 |
2017年7月5日にリリースされた「Blu-ray & DVD KOBUKURO LIVE TOUR 2016 "TIMELESS WORLD" at さいたまスーパーアリーナ」にトミカ付き限定版が登場しました。 これはファンサイト会員限定盤で、申込み時点でTeam Kobukuro、Club kobukuro、Class kobukuroのいずれかの有料会員登録がなければ購入出来ないというものでした。 上記会員になった上で、2017年3月18日〜3月28日の18:00までの受付期間に予約完了しなければならず、期間が短い事もあって、あまり考える余裕も有りませんでした。 Blu-rayまたはDVDの初回限定盤にトミカが付いたもので、Blu-rayは8000円(税別)、DVDは7000円(税別)で、トミカの付かない初回限定盤よりそれぞれ500円(税別)高い価格設定となっていました。 これに、送料が2セットまでごとに全国一律で650円かかるので、普通にCDショップ等で買うのと比べると、かなり割高になってしまいます。
トミカは69-6 水族館トラックがベースで、黄ボディ/黄荷台、荷台左右と後面の3面がラベル仕上げとなっていました。 リアナンバープレートは唯一タンポ仕上げで「52-96」(コブクロ)となっています。 因みに、実車は日野プロフィアの8輪タイプ低床ウイングルーフトラックで、ナンバーも「52-96」となっています。
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品 番 |
ベース車名 |
特注元 |
69-6-未 |
水族館トラック |
ワーナーミュージック・ジャパン |
トミカコレクター視線で見れば、Blu-ray又はDVD付きの高額なトミカとなりましたが、殆どがラベル仕上げと言うのはちょっと残念でした。 しかしながらトミカ代が500円と考えると、妥当な仕上がりとも言えますね。
コブクロファンでも、このトミカが欲しい人以外は普通に初回限定盤を買えば良いので、わざわざこれを買う人は少なかったのではないかと思われます。 果してどのくらいの数が売れたのでしょうか?
トミカを付ける事によって、一部のトミカコレクターも購入する事になり、売り上げは増える事は間違いないでしょう。 しかしながら、トミカと直接関係のないジャンルでのコラボは、2次市場での価値を下げるだけと考えられます。 すなわち、トミカ欲しさに買ったコレクターが、Blu-rayやDVDを売りに出す事から、2次市場の価格が下落する可能性が高いと言う事です。 そう言う事も踏まえた上で、この手の企画は熟考する必要が有りそうですね。 何れにしても、お財布に厳しい企画が増える事は勘弁して欲しいところです。
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