40周年記念 テコロジートミカ
2017年06月15日

40周年記念テコロジートミカ01

2010年のトミカ40周年記念商品として「テコロジートミカ」が登場しました。
これは超小型発電ユニットを内蔵したトミカで、車体を手で転がす事によって装着されたLEDが発光するというものでした。
初期のモデルは何れもルーフに警光灯を装着した車両で、通常品が4種類と限定品が1種類の合計5種類が発売されました。

40周年記念テコロジートミカ02
40周年記念テコロジートミカ03
40周年記念テコロジートミカ07

2010年4月23日先行発売、8月7日一般発売
●三菱 i-MiEV パトロールカー
●トヨタ プリウス道路整備車

2010年4月〜5月にかけて開催された「トミカ博 in OSAKA」で先行発売されました。
その後、6月19日に一般発売されると予告されていましたが、大幅に遅れて8月7日の発売となりました。

初期製品に何らかの不具合が有ったようで、その対応で発売が遅れたのではないかと言われています。
一般発売された製品はには、裏板のカシメ部分に2種類有り、通常のカシメとカシメ部分に金属製の円形の蓋をしたようなものが有りました。
 ※上の写真 上:通常のカシメ、下:金属製の円形の蓋
恐らく、一度カシメを外して何らかの修正をしたために、金属製の蓋のような部品が接着されていると考えて良さそうです。

ベースはそれぞれ117-5 三菱i-MiEV、89-4 トヨタプリウスですが、裏板・シート・後輪などは専用のものとなっています。どちらタイ製で定価は980円(税別)でした。

40周年記念テコロジートミカ06

2010年7月15日発売
●三菱 i-MiEV 消防指揮車 東京おもちゃショー2010開催記念
第1弾のi-MiEV パトロールカーの消防指揮車版。
ボディ両サイドに「東京おもちゃショー2010」の文字がタンポ印刷されていました。
東京おもちゃショーの会場内で限定発売されましたが、後日トミカショップ各店でも販売されました。
タイ製で定価は定価は1000円(税別)でした。

第1弾の2台の一般発売が8月にズレ込んだため、先行発売を除くと東京おもちゃショーの限定モデルが最初に発売されたテコロジートミカと言う事になります。
限定モデルが先に出るという、異例の事態ですね。

40周年記念テコロジートミカ04
40周年記念テコロジートミカ05

2010年10月16日発売
●トヨタ プリウス パトロールカー
第1弾のプリウス道路整備車のパトカー版。
タイ製で定価は980円(税別)でした。

●トヨタ ハイメディック救急車
ベースは79-4トヨタ ハイメディック救急車。後輪が回転すると前側の警光灯が光りました。
こちらも裏板・シート・後輪などは専用のものとなっていました。
タイ製で定価は980円(税別)でした。

品 番 車 名 備 考
117-5-未 三菱 i-MiEV パトロールカー 大阪トミカ博2010先行販売
89-4-未 トヨタ プリウス道路整備車
117-5-未 三菱 i-MiEV 消防指揮車  東京おもちゃショー2010
89-4-未 トヨタ プリウス パトロールカー  
79-4-未 トヨタ ハイメディック救急車  

テコロジートミカは、この年の日本おもちゃ大賞2010で、素材・技術的に優れたもの、新規性のある玩具に与えられる「イノベイティブ・トイ部門」で優秀賞を受賞しました。
トミカの小さなボディに、開閉ギミックもそのまま、内装も極力再現したままで、発電ユニットを組み込んでいると言うのは確かに素晴らしい技術だと思います。
テコロジーの名前は「手ころがし」+「エコロジー」から作られた造語だそうで、なかなか上手いネーミングですよね(^-^)

テコロジートミカシリーズは、翌2011年4月にはパッケージを一新し、TT-〇〇という品番を与えられてリニューアルしています。
40種年記念のテコロジートミカは、販売期間が短いので貴重になるかも知れませんね。