イトーヨーカドー
レーシングタイプコレクション2
2017年06月08日

イトーヨーカドー レーシングタイプコレクション2a

イトーヨカドーの特注シリーズ第12弾は「レーシングタイプコレクション2」でした。
2010年5月より2011年3月までの奇数月に合計6回発売されました。
当時の定価は500円(税別)でした。

イトーヨーカドー レーシングタイプコレクション2b

●第1弾 三菱ランサー エボリューション(2010年5月1日発売)

架空のラリー仕様車のようですが、2008年のラリージャパンで田口勝彦選手がドライブした59号車あたりがモチーフになっているのかも知れません。
ルーフには4灯の補助ライトが付いていますが、これは98-4 トヨタ セリカ レーシングタイプのボンネットに付いていたパーツの流用です。
角度の関係で若干上向きになっていますが、なかなか良い感じに収まっていますね。

●第2弾 スズキ スカイウェイブ(2010年7月17日発売)
104-4 スズキ スカイウェイブをベースにレース仕様っぽい感じを再現。
こちらも架空の仕様と思われます。
スカイウェイブの特注品は今の所これ1台だけです。

●第3弾 トヨタ2000GT(2010年9月18日発売)
架空のレースカーのようです。メタシルバーのボディ左右に黒のストライプがボンネットからリアまで走ります。黒シートなのでキャビン部でこのラインが目立たないのがちょっと残念。

イトーヨーカドー レーシングタイプコレクション2c

●第4弾 日産シルビア(2010年11月20日発売)

架空のレースカーのようです。マルーンのボディに艶消しブラックのボンネットがそれらしさを演出しています。ワイドホイールも似合いますね。

●第5弾 ブルーバードSSSクーペ(2011年1月1日発売)
架空のラリー仕様車のようですが、1970年の第18回サファリラリーで総合優勝を飾ったブルーバード1600SSSセダンのカラーリングをイメージしたものとなっています。
ルーフにはスペアタイヤや工具等が積まれていますが、これは83-2 ホンダ シビックGL ラリータイプのパーツの流用です。
因みに、金型は40周年で復刻された新しいものが使われています。
 
●第6弾 日産フェアレディZ 432(2011年3月20日発売)
架空のレースカーのようです。黄色のボディの中央に緑のストライプ、ちょっとレトロな雰囲気のデザインですね。
こちらも40周年で復刻された新しい金型です。
オリジナルの金型と比べると、ほんの少しフロントウインドウが立ち気味なのと、全高が少し高いのですが、かなり印象が異なって見えます。ピラー類が太いのと相まって、全体的にモッタリした感じなのが残念です。

イトーヨーカドー レーシングタイプコレクション2d

品 番 ベース車名 発売日
67-7-未 三菱ランサー エボリューションX 2010年5月1日
104-4-未 スズキ スカイウェイブ 2010年7月17日
SP-22-未 トヨタ2000GT 2010年9月18日
6-5-未 日産シルビア 2010年11月20日
SP-76-未 日産ブルーバードSSSクーペ 2011年1月1日
SP-81-未 日産フェアレディZ 432 2011年3月20日

イトーヨーカドーのレーシングタイプコレクション2は、6種すべて架空の車両で、ゼッケンは10番と全車共通でした。ゼッケンは2010年の「10」に因んででしょうか?
このシリーズは40周年仕様の外箱、金属製のネームプレート付属となかなか力の入ったものとなっていましたが、これが終了したあとの5月からの新シリーズの発売はなく、イトーヨーカドー特注シリーズに陰りが見え始める事となりました。
大手スーパー特注シリーズの走りだったイトーヨーカドーでしたが、このあたりから特注をセブンイレブンにシフトして行く事になります。